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出版社内容情報
その昔、まだ日本人が知らなかった東南アジアの演劇世界に、堀田青年が単身で突っ込み、そのまま「アジア人」としての一生を終えた。
その全貌にやっと出会える。うれしい。
--津野海太郎さん(編集者・作家)
一人の演劇青年は、やがてバランゴンバナナをはじめとする民衆交易事業に取り組み、教育や文化の活動にも邁進する類いまれなアクティヴィストとなった。
人びとが集まりコミュニケーションする演劇というメディアの可能性を拡張した堀田正彦(一九四八~二〇二〇年)の論考、講演や対談、座談会などを編み、われわれが受け継ぐべきその思想と可能性の全貌を明らかにする。
内容説明
一人の演劇青年は、やがてバランゴンバナナをはじめとする民衆交易事業に取り組み、教育や文化の活動にも邁進する類いまれなアクティヴィストとなった。人びとが集まるコミュニケーションする演劇というメディアの可能性を拡張した堀田正彦(一九四八~二〇二〇年)の論考、講演や対談、座談会などを編み、われわれが受け継ぐべきその思想と可能性の全貌を明らかにする。
目次
第1部 民衆演劇との出会い(アジア民衆演劇会議―一九七八年一月のインドで;ミンダナオ島のムスリム漁村で見た民衆演劇;PETA訪問記―一九七八年三月のマニラで ほか)
第2部 民衆交易―いのち、暮らし、自然を守る(火中の栗;フィリピン「ODA」は飢餓と貧困を救っているか―フィリピン・ネグロス島の現状から;台所からアジアが見える草の根輸入貿易 ほか)
第3部 黒テントとアジア飯(黒テントの劇作家として;堀田正彦 アジア食い倒れ)
著者等紹介
堀田正彦[ホッタマサヒコ]
1948年1月1日、仙台生まれ。六月劇場、黒色テントなどの演劇活動を経て、1986年に日本ネグロス・キャンペーン委員会(JCNC)の立ち上げに携わる。1989年に株式会社オルター・トレード・ジャパンを設立し、2013年の顧問就任まで社長を務める。2020年12月に膵臓がんのため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。