いのちの秘義―レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』の教え

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いのちの秘義―レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』の教え

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  • サイズ 46判/ページ数 144p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750517377
  • NDC分類 934
  • Cコード C0095

出版社内容情報

《ささやかだけど、かけがえのないことが、世界を変えていく》



環境問題の先駆者として名高い科学者レイチェル・カーソンが、愛する甥に遺した『センス・オブ・ワンダー』。

その小さな本には、危機の時代を生きるための大きなヒントが詰まっている。



仕事や人間関係など身近な生活のレベルから気候変動までを貫く不滅のメッセージを、批評家・若松英輔が読み解く。





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私たちは確かに自分に必要なものを、自分で見つけることができます。ただ、 そのときの「自分」とは他者に開かれた「自分」なのです。



「よろこび」が先にあれば、必ず「学び」は起こる。本当に、深いところでよろこびを経験すると、私たちのなかで「学ぶ」というもう一つの本能が開花する、そうレイチェルは感じています。





――「ただ、相手と共にいて、一緒に驚き、よろこぶこと」が育む、未来を切り開くちからとは。

内容説明

環境問題の先駆者として名高い科学者レイチェル・カーソンが愛する甥に遺した不朽の名著『センス・オブ・ワンダー』。その小さな本に秘められた危機の時代を生きるためのヒントを批評家・若松英輔が読み解く。

目次

完成を超える未完成
愛する人に言葉を贈る
いのちへの畏敬
シュヴァイツァーとレイチェル
「ワンダー」を感じる
神々に出会う
畏怖の経験
もののあはれと「センス・オブ・ワンダー」
学びの秩序
学びの衝動
自然という芸術
美が照らす道
ロジャーのささやき
記憶の奥にあるもの
自然からの贈り物
感覚の回路をひらく
見過ごしている日常
人生の解毒剤
「センス・オブ・ワンダー」を育てる
分かち合うところに生まれるもの
いのちの音楽
朽ちることのないよろこび
好奇心を超えて

著者等紹介

若松英輔[ワカマツエイスケ]
1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、2019年に第16回蓮如賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

104
未完成の書に込められたレイチェルの思いを若松さんが補うような一冊。初訳で「驚異の感覚」とされた「センス・オブ・ワンダー」という語が様々に解題される:「大きなよろこびの経験」「もののあはれ」「いのちの輝き」「自然からの贈り物」「神秘さや不思議さに目を見張る感性」「敬虔なおののき」「いのちへの畏敬」。「驚には敬の字が潜んでいる」とは如何にも若松さん。河合隼雄、石牟礼道子、シュヴァイツァー、井筒俊彦、折口信夫、本居宣長、西田幾多郎、遠藤周作各氏の登場は若松作品の定番だが、彼らの言葉がレイチェルの思いに共鳴する。2022/06/22

けんとまん1007

64
生あるものへの畏敬の念を持ち続けること。そのために、真摯な姿勢で、五感で感じ取ること。五感で感じ取るためには、五感を磨かねばならない。目先のことに囚われず、小さな積み重ねを続けること。視線の先を、広く見渡すこと。そんな感性を持ち続けたい。センス・オブ・ワンダーという言葉は、日本語に訳すよりも、このままのほうがニュアンスが伝わると思う。2022/10/20

pirokichi

26
若松さんと共に読む『センス・オブ・ワンダー』。表紙も挿絵も文章もやさしくあたたかい。駆け込み寺的存在の若松さんの本。私の心を立て直してくれる若松さんの本は、私の心が実は弱っていたことに気づかせてくれる。「『センス・オブ・ワンダー』とは、言葉にならないものを抱きしめ、その感動を、言葉を超えて分かち合うことではないでしょうか」本書は若松さんが主宰する「読むと書く」という講座から生まれたもの。ひとりで読むのもよいが誰かと共に読むのもまたよい。何度か出かけたことのある講座にまた参加したくなった。2022/06/27

spatz

22
「感く」と書いて「うごく」と読みます。感覚とは「感いている」もの、への目覚め、すなわち「いのち」への目覚めだといえそうです。(p.89) ネットでも以下の例あり: <英語でも「感動する」という動詞はbe movedと表現され、心の何かが動く実感を含意しています。日本固有の感動、「もののあはれ」を論じた本居宣長においては、「おかしき事うれしき事などは感く事浅し...」のように「感」の字を「うごく」と読ませています。つまり、感じてから動くのではなく、感じると即座に動くというのです> 2022/10/10

joyjoy

18
例えば「畏敬」という言葉に出会ったのはシュタイナー教育に興味を持ったころだが、「センス・オブ・ワンダー」を読んだのはその前か、後か覚えていない。が、自分のなかでは「畏敬」と「センス・オブ・ワンダー」を意識的に?結びつけることができていなかった。若松さんの本を読むと、自分のなかの、言葉にならないところで、いろんなことがつながっていくような感覚をよく感じる。あぁ、そうか、って。感じるんだけど、でも、まだうまく説明できるほどには消化できていない。この本も「センス・オブ・ワンダー」も繰り返し読みたい。2022/06/04

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