チョン・セランの本<br> シソンから、

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チョン・セランの本
シソンから、

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  • サイズ B6判/ページ数 360p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750517254
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

《私たちの心には、“彼女”のかけらがあるから》



女性への暴力や不条理が激しかったころ、美術家として作家として、時代に先駆けて生きたシム・シソン。

ユーモアを忘れずにたくさんの仕事をし、二度結婚して四人の子供を育て、世の評判をものともしなかった人。

そんな〈家長〉にならい、自由に成長してきた子供と孫たちは、彼女の死後十年にあたり、ハワイでたった一度きりのちょっと風変わりな祭祀を行うことにするが……





『フィフティ・ピープル『保健室のアン・ウニョン先生』のチョン・セランが贈る家族三代の物語。

韓国で16万部を突破した待望の最新長編小説。





――20世紀を生き抜いた女性たちに捧げる、21世紀を生きる女性たちからの温かな視線。

内容説明

20世紀を生き抜いた女性たちに捧げる、21世紀を生きる女性たちからの温かな視線。『フィフティ・ピープル』『保健室のアン・ウニョン先生』のチョン・セランが贈る家族三代の物語。韓国で16万部を突破した待望の最新長編小説。

著者等紹介

チョンセラン[チョンセラン]
1984年ソウル生まれ。編集者として働いた後、2010年に雑誌『ファンタスティック』に「ドリーム、ドリーム、ドリーム」を発表してデビュー。13年『アンダー、サンダー、テンダー』(吉川凪訳、クオン)で第7回チャンピ長編小説賞、17年に『フィフティ・ピープル』(斎藤真理子訳、亜紀書房)で第50回韓国日報文学賞を受賞

斎藤真理子[サイトウマリコ]
1960年新潟生まれ。訳書にパク・ミンギュ『カステラ』(ヒョン・ジェフンとの共訳、クレイン)、チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』(河出書房新社)、チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)、ハン・ガン『回復する人間』、パク・ソルメ『もう死んでいる十二人の女たちと』(以上、白水社)、ファン・ジョンウン『ディディの傘』(亜紀書房)など。『カステラ』で第1回日本翻訳大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

seacalf

55
信頼出来る読友さん方の評価が高かったが期待通りの満足感。見事な群像劇『フィフティ・ピープル』もかなり面白かったしチョン・セランに外れなしかも。時代に先駆けて生きた美術評論家の肝っ玉おばあちゃん、個性豊かな彼女の一族達が祖母に縁のあるハワイに集まり祭祀と評して皆それぞれの形で故人を偲ぶ。決して軽くないテーマを幾つか内包しつつも、さらさらと驚くほど読みやすい。子や孫達それぞれのエピソードの描き分けが上手だこと。良い面は勿論、パラダイスだけではないハワイの歴史や韓国の現状も肌で感じられてとても満足な読書だった。2022/03/06

ケイティ

34
過酷ながらも、ダイナミックな生き様だった画家のシム・シソン女史。女性が受けた暴力や傷の記憶はつきまとい、ふとした時にその波が大きくなり、痛みに奮闘する。劇的な展開や好転はないが、それぞれの人生の輪郭をくっきり感じる。視線と同音であるシソンは、チョン・セランのキーワード。「視線を遠くに置くことが大事。問題を近くで考えすぎず,長く広く見ていくことが絶望を避ける方法」であると。苦しいけど未来を信じて記憶を繋ぐことを、楽しく軽やかな群像劇としてしっかりと描く、チョン・セランの愛と優しさに満ちた長編でした。2024/12/13

cupcakes_kumi

33
これ面白かったー!昔夢中で読みふけった、吉本ばななさん初期作品のような、みずみずしさだった。没後10年が経ち、祖母のゆかりの地ハワイで、初めての法事を執り行うことにした娘や孫たち。祖母なら何を喜び、母なら何を欲しただろうかと、生前の面影を辿りながらお供物を吟味する、各人のエピソードも心温まる。男子偏重の韓国で、祖母シソンさんは型破りなまま生き、さぞや生き辛かったはずだが、人を助け助けられ、子を育て、思いを残した。法事に集う家族の「あの時さー」の思い出話の数々をずっと聞いていたかった。すごくいい作品だった。2022/02/13

kyokyokyo3201

30
大満足。チョンセラン×斎藤真理子は最強だ。シム・シソンの人生を巡りながら、その子や孫の人生へと生が繋がっていく物語。どの時代であっても人生はやっぱり苦しい。それでも悲しくも逞しく生きるそれぞれの人生が眩しかった。この作品は是非映像で見てみたい。2024/03/20

星落秋風五丈原

26
自分の意思を強く持ちだからこそ韓国の枠にはまらなかった女性の子と孫が祭祀のために集まる現在パートに作家兼画家だった彼女のインタビューなどが挿入される。2022/01/27

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