ラカンと哲学者たち

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ラカンと哲学者たち

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750517230
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0010

出版社内容情報

哲学と精神分析の根源には「恋」があった。これを僕らはどうすればいいのか。

人生で初めて一気読みしてしまったラカンの本。

――東畑開人氏・推薦







ラカンにとって哲学とはいったい何だったのか?

そしてラカンは哲学に何をもたらしたのか?



デカルト、ヘーゲル、カント、そしてソクラテス。

哲学と精神分析の交点に立ち上がる 誰も見たことのないジャック・ラカン。





私たちがこれから目撃しようとしているのは、「反哲学」をぶちあげる以前に、ソクラテスやデカルトをはじめとした第一級の哲学者たちと対決し、格闘することで、精神分析を再創造し ようとしたラカンである。(本文より)

内容説明

デカルト、ヘーゲル、カント、そしてソクラテス。哲学と精神分析の交点に立ち上がる、誰も見たことのないジャック・ラカン。

目次

第1部 デカルトを読むラカン(哲学は狂気をどう考えるか―ラカンの「デカルトへの回帰」;失われた現実を求めて―フロイトと精神の考古学;疑わしさの向こう側―デカルト的経験としての無意識 ほか)
第2部 精神分析的現実のほうへ(恋愛は存在しない?―「転移性恋愛についての見解」再読;道徳か情欲か―カントともうひとつのアンチノミー;目覚めるとはどういうことか―現実の再定義としての夢解釈 ほか)
第3部 ソクラテスの欲望をめぐって(起源の誘惑―フロイトとソクラテス;愛とメタファー―少年愛から神々のほうへ;永遠の愛の裏面―止まらないしゃっくりの謎 ほか)

著者等紹介

工藤顕太[クドウケンタ]
1989年東京都生まれ。専門は精神分析、哲学を中心とした思想史。早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース卒業。日本学術振興会特別研究員DC1、パリ高等師範学校留学などを経て、2019年2月に早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在は日本学術振興会特別研究員PD(京都大学人文科学研究所)。早稲田大学、群馬県立女子大学にて非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くれは

5
言葉にすると、言葉にする前に言葉にしたかったことの大半は、いとも簡単に抜け落ちてしまう。「私」について語るとき、「私」について語られた言葉は「私」のごく一部、欠片ほどしか表現できていない。だから「ほんとうの私」が何者かは私自身にもわからない。原理的に「私」は「言葉にならぬ私」を決して理解できできない。「愛」も同じだ。私の愛は、あなたからは見えない。あなたの愛は、私からは見えない。それどころか私自身にも「私の愛のほんとうの姿」は語りえない。2022/04/30

ルンブマ

4
この本の中では論じられていないことであるため、本の感想としては不適切であるが、①1950-60年代のラカン理論の「美」と、②1970年代のラカン理論での「美」の違いを明確にすることができた気がする。①では、「アガルマ」的な美、すなわち「内部にあるもの」、「何か隠されたもの」と美が関係付けられるが、②では、むしろ「外部にあるもの」、「見えているもの」と美が関係付けられている。2022/02/10

naka

1
ラカンが哲学者の思想をどう解釈してきたのかを紹介しながら,精神分析の問題意識を臨場感溢れる形で際立たせています.本書を読み,意識や「私」といったものに対してこれまで抱いてきた絶大で疑いもしなかった信頼が大きく揺らぐ経験をすることができました.意識の制御範囲外にある無意識の存在の可能性を認めることは負荷がかかることでしたが,勇気をもってそれを認めると,自分自身を良い意味で突き放してみつめることができるようになり,何らかの"強さ"を得られた気がします.哲学の精神分析的な読みも非常に新鮮でとても良い本でした.2022/11/19

PukaPuka

0
面白い!2024/03/15

マッキー

0
無意識という精神分析にとっての真理と、デカルトの懐疑論から導き出された真理を比較議論しているところや、狂気と真理の関係性、そして精神分析のあり方とソクラテスの行ってきたこととの対比が面白かった。

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