となりの国のものがたり<br> かけがえのない心

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となりの国のものがたり
かけがえのない心

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750517148
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

韓国文学シリーズ「となりの国のものがたり」第9弾!世の中のすべての尊い生命に温かな眼差しをおくる秀作長編小説。

内容説明

幼少期、海外養子縁組に出されたナナは、フランスで役者兼劇作家として暮らす。そんな彼女に突然、人生を変える2つの知らせが届く。別れた恋人との間に子どもを妊娠したことと、韓国から来た、自分の人生を追ったドキュメンタリー映画への出演依頼と。生みの親を知らないナナは、生まれてくる子どものためにも自分が“誰なのか”を見つけようとソウルへ向かう。そして、思いもしなかった人たちとの出会いから、35年前、駅に捨てられた暗い記憶の糸が少しずつほぐれていき…。海外へ養子に出された子どもたち、米軍の基地村で生きた女性たち…現代韓国の歴史の中でなきものとされてきた人たちにひと筋の光を差し込む秀作長編小説。第27回大山文学賞受賞作。

著者等紹介

チョヘジン[チョヘジン]
1976年、ソウル生まれ。2004年『文芸中央』新人文学賞で登壇。13年に『ロ・ギワンに会った』で申東曄文学賞、16年に「散歩者の幸福」で李孝石文学賞、『夏を通り過ぎる』で無影文学賞、18年に『光の護衛』で白信愛文学賞など、数々の文学賞を受賞。19年には『かけがえのない心』で第27回大山文学賞を受賞している。“歴史的暴力”に傷を負った人々に寄り添う作品を発表し続け、高い評価と幅広い読者の支持を得ている

オヨンア[オヨンア]
呉永雅。翻訳家。在日コリアン三世。慶應義塾大学卒業。梨花女子大通訳翻訳大学院博士課程修了。2007年、第7回韓国文学翻訳新人賞受賞。梨花女子大通訳翻訳大学院講師、韓国文学翻訳院翻訳アカデミー教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヒデミン@もも

53
韓国で国際養子が多いという事実さえ知らなかった。主人公は自分のアイディンティを確かめるため故国に。物語なのにノンフィクションを読んでる気分になったのは訳が秀逸だからもある思う。2021/10/24

アマニョッキ

50
ちょっともう言葉がない。この作品を翻訳してくださったオ・ヨンアさんに感謝しかない。とにかく読んでみてほしい。そしてあなたの隣にいる大切な人を抱きしめてあげてほしい。もし抱きしめられないくらい遠くにいる人ならば、思い出して、声に出して、忘れないでいてほしい。100年待ってても出会えないくらいの1冊。2022/06/06

星落秋風五丈原

37
韓国ドラマにもよく出てくる国際養子の話。正体をわからなくするためにアメリカに養子にいくというストーリーがよく出てきたがいいことばかりではないようだ。2021/10/15

ケイトKATE

31
最も近い外国なのに、韓国について自分が知らないことが多いことに気付かされた。海外養子としてフランスで育ったナナは、ドキュメンタリー映画出演のために韓国へ帰国し、自分のルーツを探しに行く。途中、ナナは偶然立ち寄った食堂のおかみポクヒと知り合う。ポクヒは、かつて保護した少女を海外養子に出したことがあった。韓国では、朝鮮戦争後、アメリカ軍兵との混血児を海外へ出すことが続いていた。読んでいて、貧しい女性や子供たちへ偏見の激しい韓国社会の中で、懸命に生きる女性たちに幸せを願わずにはいられなかった。2024/04/04

みわーる

24
2回、読んでみた。それでもまだ読みが浅く、深い井戸のようなこの小説の底に足が届かない気がする。韓国の国際養子縁組を背景にした物語だ。捨てられる命、貶められる命が人間とは何かを問うてくる。作者が日本の読者へ向けた言葉で「私は、この小説を書いている間中、光の採集者だった~」と語るところで、声を出して泣きたくなった。見捨てられた幼い人生を助ける手、慈しむ手が随所に書き込まれており、暗闇が支配する世界のなかで、それらがチカチカと瞬く小さな星のようだ。やがてその星々がラスト,天の川のような光の大河になるのが見えた。2022/07/16

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