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出版社内容情報
「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラー・リストに選出された、世界で大人気のマンガ家による、不思議で、愛おしくて、切ない、SFマンガの新境地!
オール2色刷り!
谷川俊太郎さん推薦!
「無人の月の寂寥がホントで地球の賑わいがウソみたい」
【あらすじ】
「子どもの頃、警官になって月面で暮らすことが夢だったんだ」
主人公は月のコロニーの安全を守る警察官。
しかし、過疎化が進み、事件らしい事件はなにひとつ起こらない。
最近の重大事件といえば、迷子の犬の捜索だ。
やがて住人は、彼を残してつぎつぎと地球に戻っていき、あたりは月の静寂に包まれていく。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
購入履歴本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
85
泥団子ぽっかり…陰のシミュラクラ驚いた子供!?オールディーズな家電売り場か建物たちに、真空管の中の緑化、警らするお巡りさん…報告を受けた犯罪:ゼロ=あっぱれ犯罪解決率100%―空にポッカリ地球さま―減りゆく住民・過疎の月、静寂は孤独感をいやまし、やりがいは欠けていく、返品セラピー・ユニット、馴染みのベンディングマシーン格上げミニカフェ、そして月のアダムとイブ、お互いの存在が此処に暮らす価値を見いだす。月の暮らしはまるで人生終盤の俯瞰図のような景色をもたらす。2021/10/18
吉田あや
84
月にコロニーを建設し、移住計画が実現した世界。主人公は警察になり月面に住むという子供の頃の夢を叶え、月の平和を守るたったひとりの警官として月に配属される。人類の憧れだった月での生活は過疎化が進み、「月に住むなんて今となればばかばかしく思える」と、数少ない住民もひとり、またひとり、地球へと帰っていく。お店を営んでいた家族も月を離れ、経営はロボットで自動化された。博物館ではアームストロング船長のロボットが虚しく過去の憧れをループし、欲望の果てを体現するようで哀しい。(⇒)2021/09/24
keroppi
75
ブックオフ20%オフセールにて購入。住人が地球へ帰っていき、寂れてしまった月。静かな世界で大したことは起きないが、その静けさが、魅力的。地球を見上げる二人は、寂しいのか、満たされているのか。この警察官が住むアパートは、まるで黒川紀章のカプセルタワービルだ。2023/05/05
南雲吾朗
72
読んでいる間、ずーーーっと静寂を感じていた。周りには生活の様々な音があるはずなのだが、この本を読んでいる間、周囲の音はきっと耳には届いているのだろうが、頭の中までは届いてこなかった。不思議な本である。2021/09/27
Vakira
67
マンガなんですが、コマワリが大きく淡々と進行するのでどちらか言えば絵本の感じ。題名 番人?この表現は個人的にはチョット絵に合わないです。My宿題としよう。月はしばしばSFのネタになったりする。月世界旅行とか、手塚治虫の名作「クレーターの男」とか夢の憧れの対象になったりする。大きくなったら宇宙飛行士になって月に行って研究したい、なんて。漱石さん流にいうと「月が綺麗ですね」が「I Love You」なら「月に住みたいですね」は「結婚してください」かも。これ読んでそんな想像して楽しむ。画から滲み出る世界観がいい2021/09/30
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