内容説明
老い、病、性のきらめき、言えなかった秘密、後戻りのできない人生の選択。「世界最高の短篇作家」による珠玉の10作品。
著者等紹介
パールマン,イーディス[パールマン,イーディス] [Pearlman,Edith]
1936年にロードアイランド州プロヴィデンスで生まれた。父親はロシア生まれの医師、母親はポーランド系アメリカ人で読書家だった。ラドクリフ女子大学では文学を学び、創作クラスを履修したが、1957年に卒業後、IBMのコンピュータ・プログラマーに。1967年に精神科医のチェスター・パールマンと結婚。マサチューセッツ州ブルックライン在住
古屋美登里[フルヤミドリ]
翻訳家。神奈川県平塚生まれ。早稲田大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かりさ
44
パールマンの人生の深さや重なりから生まれる短篇世界の美しさに、生きることの辛さも苦しみも諦めたこともその全てが愛おしさに包まれる。物語の快楽の真髄を得る。古屋美登里さんの訳がパールマンの世界をさらに彩り宝箱のような存在にしてくれます。2021/08/16
りつこ
29
「双眼鏡からの眺め」が大好きだったので期待して読んだ。 パールマンの短編は、言葉数が少なくて声も小さい人の話を聞くように、丁寧にゆっくりと文章を読んで想像力を働かせないと何が起きているのか理解することができない。 好きだったのは「フィッシュウォーター」「坊や」「幸いなるハリー」。特に「幸いなるハリー」の夫を見守る妻の視線、最後の一文はしびれた~。 老いや死やを真っ向から突き付けられて怖気づき、守ってきたものがいとも簡単に壊れる様に絶望しながら、傷つきやすい人たちが方寄せ合って生きる姿に励まされた。2025/12/10
夏
24
静寂を感じさせる美しい文章からなる10の短編集。『蜜のように甘く』を読んだだけで著者の文章や物語に惹かれたが、そのぶん今回は期待値が高すぎたのかもしれない。それとも、わたしの心持ちが変わってしまったのだろうか。きっと小説自体は何も変わっていないのに、前作ほど物語に入り込めなかった気がする。ただ、静謐な文や、物語の雰囲気は変わらず好きだ。これからも著者の作品を一つでも多く追い続けたいし、邦訳がどんどん出されることを望んでいる。★★★★☆2021/12/08
uniemo
16
面白い短編集でしたが私には「蜜のように甘く」のほうがわかりやすくて素直に楽しめました。本作は色々と匂わしが散らばっているのに全てを気づけてないような読後感が残りました。「行き止まり」と「坊や」が良かったです。2021/09/02
フランソワーズ
14
知的好奇心をくすぐる短編集。ドライな感じのする文体であり、人物描写が独特(特に『斧が忘れても 木は忘れない』)で、少し狂気めいた空気感が好い。「異なる要素で構成されている世界」が密接につながっていながらも隔絶もされている『救済』、『金の白鳥』。もっと身近な生活圏内でのそれを描いた『行き止まり』。お気に入りは、『静観』です。2021/08/14
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