内容説明
『五十八歳、山の家で猫と暮らす』で、随所に登場するかわいいけど、気まぐれな相棒、キジ白仔猫のドレミは、わが家の主人だ。ドレミの目を通した、人間との生活、自然とのかかわり、二人暮らしの毎日を丁寧に描くイラストエッセイ。賢いけど怖がりで、自分勝手だけど寂しがり屋で…猫の目から、世界はどんなふうに見えるんだろ?猫の気持ちは、猫にしかわからない?
目次
わたしはドレミと申します
大寒の朝
日めくり
朝のブラシ
体重測定
ごはん
おやつ
怖い顔
期待には応えない
回覧板の手さげ〔ほか〕
著者等紹介
平野恵理子[ヒラノエリコ]
1961年、静岡県生まれ、横浜育ち。イラストレーター、エッセイスト。山歩きや旅、暮らしについてのイラストとエッセイの作品が多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぶち
100
平野恵理子さんの愛猫・ドレミとの日々の暮らしを、ドレミの目線で語った平野さんのエッセイです。でもね、語られている内容は猫の仕草や行動を飼い主目線で見て、猫には断りなしに勝手に想像している猫の気持ちなんです。それは、"自分の猫は賢くて怖がりで自分勝手で寂しがり屋なの"というどの飼い主も思っていること。私も自分の飼っていた猫たちに対してまったく同じように思っていました。だから、書いていてある内容のことごとくがピッタリ当てはまっちゃうのです。もう、"猫あるある"どころの話ではなく、涙が出てきちゃうくらいなの。2021/11/13
楽駿
32
川崎図書館本。ねこらしいツンデレのドレミちゃんの目線から書かれたお話。私は今飼っている雄猫しか、一緒に暮らしたことがないので、話に聞く、雌猫のツンデレ具合が、なんとも楽しい。わぁ~って、側に行きたいけれど、そこでハッと気がつく。いやいや、ここで飼い主に媚びては、猫の沽券にかかわる。去勢した雄猫の、いつまで経っても、かまって、かまっての甘ったれ方とは全然別物。これぞ、猫のプライドって感じにカッコいい!猫は目線で9割語り、それでもわからない人間の為に、まれに鳴き声を使う感じ。にゃんこまつり2024参加中!2024/02/05
る*る*る
19
ドレミちゃんが手の中にいるような感覚で、この本読了。好きな作家の1人、平野恵理子さん。本中でのエリーさん。ややツンデレなドレミちゃん。少しずつエリーさんに気を許し、生活がドレミちゃん中心となってきたエリーさんの日々エッセイ。このドレミちゃんは、私が今1番好きなリリーさんから譲り受けたと知る。『あとがき』でも、猫を飼った事がない私の背中をポンポンと押してくれている!2021/08/04
K1
13
前回読んだ「五十八歳、山の家で猫と暮らす」では、ドレミ(猫)成分が少なめでしたが、本作品はドレミがエリーとの生活や自分のことを語りまくります。でも、一番笑ったのは、「飼い主のつぶやき」の中の「猫激突」ですけどね。2021/08/15
きょん
4
山の家で飼い主エリーと暮らす猫ドレミの日々のつぶやき。エリーが好きだけど好きじゃないふりをしたり、待っているのに待っていないふりをする。ドレちゃん、いじらしいね。かわいいね。猫がいると、生活はどんどんシンプルになる。旅行や外食やお茶も楽しいけれど、一緒にいる時間が何よりの宝物になるからだ。 2023/03/05
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