内容説明
ヴァージニア・ウルフは、時代を切り拓いた作家として、いま世界的に見直しが進んでいる。その作品は、映画、バレエ、オペラとなって蘇り、日本でも新訳が次々と出版。本書は、モダニズム文学の旗手、フェミニスト、レズビアンというパブリックなイメージをもつヴァージニア・ウルフを、もっともっと身近に感じるためのファンブック。作品解説、翻訳、まんが、『灯台へ』のなかの料理再現、『オーランドー』のボリウッド版妄想など盛りだくさん。ウルフのかわいい部分を1冊の凝縮、同人誌『かわいいウルフ』のリニューアル完全版にして、文芸エンターテインメント決定版。
目次
まんが Who is Virginia Woolf?
1 ウルフのかわいい長篇作品へ(なぜいま、ウルフなのか;「おままごと」をするウルフ ほか)
2 ウルフ作品の探求者たち(『ダロウェイ夫人』の音楽たち―万霊節の調べ;“わがまま”の中にある普遍性―西崎憲インタビュー ほか)
3 ウルフのティーパーティへ、ようこそ(夢のような話;ありがとうはてなダイアリー ほか)
4 オーランドー・アラカルト(「彼は女だった」で、すべてを変える演劇のちから;オーランドーとカルト映画にまつわるおしゃべり会 ほか)
5 ウルフとロンドンとわたし(『灯台へ』の料理を作ってみた―「牛肉の赤ワイン煮込み」調理レポート;キュー・ガーデン(Kew Gardens) ヴァージニア・ウルフ ほか)
著者等紹介
小澤みゆき[オザワミユキ]
1988年生まれ。会社員。2016年より同人活動をはじめる。2020年には出版プロジェクト「海響舎」を立ち上げ、文芸同人誌『海響一号 大恋愛』を発表。雑誌にエッセイ/書評/コラム等を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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