内容説明
ストレスの元はなくせないけど、時にはストレスから離れてみよう。無理なくできて、コロナ対策にも、仕事にも使える「新しい生活様式」を自分でつくる。眠りの質と体内時計を維持するコロナ時代のストレス・コーピング(対処法)!
目次
1 パンデミックブルーに備える(非常時の自然な反応「パンデミックブルー」とは?;感染症を「正しく知り、正しく恐れる」とは?;支えが必要な人がいるときは)
2 パンデミックブルーを遠ざける基本のケア(ストレス・サインと対処の基本;ストレス・コーピングのベーシック)
3 普段も役立つストレス・コーピング術(つかの間、夢中になる時間でストレスを軽くする)
4 パンデミックブルーの多様性(さまざまな不安のとらえ方&ケア;ポストパンデミックへ4つめのR)
著者等紹介
古賀良彦[コガヨシヒコ]
医学博士。杏林大学名誉教授。専門はストレスの精神生理学的研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たっきー
9
「withコロナ」の生活によるストレスは特異性があると筆者。単に疲れと扱うのは危険で、不安要素が強く、ストレスの影響の現れ方は個別性が高い。暮らしのなかで予防的なストレス対処をしていくことが大切で、この本でそのポイントがまとめられている。いいかげんに、自分らしく、日々わずかな時間でよいので楽しみをみつけること。睡眠リズムが崩れると生活全体に影響が出るので気をつける。子ども、高齢者にはコロナ禍の生活で影響が出てきやすいので特に注意。2020/10/10
ともこ
8
特に目新しい方法も見つからなかったが、とにかくいつか専門家の手によって乗り越えられると信じて暮らすことが一番のようだ。「新型コロナについては専門家に丸投げと決めましょう」いつになったらという焦りや不安感をちょっと脇に。自由にいいかげんにできる小さな楽しみを持つ。睡眠時間の質と量を大切に。今、この時だけでなく、常に心がけたいことだ。多すぎる情報に惑わされず、人にも自分にも寛容な気持ちで接するようという著者の言葉を、常に心に留めておきたい。2021/05/19
みくじら
0
コロナ禍の最初の夏くらいに出た本日なので、書いてあることは基本だった。2022/03/05