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出版社内容情報
この街の日常は、当たり前に奇跡。
泡のように生まれては消える、はじめてなのにどこか懐かしい景色。
高原で小さな雲を売るおじさんのお店、
リスが髪の毛をカットしてくれる美容室、
夏の日の夜、コップの中ではじける小さな花火……
ひび野あわこさんが暮らす街は、いつもちょっとだけ不思議だ。
コマツシンヤのおくる、地上から5cmだけ宙に浮いた、非日常な日常系ショートマンガ!
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『8月のソーダ水』(太田出版)、『つるまき町夏時間』(新潮社、文化庁メディア芸術祭第19回審査委員会推薦作品)などで知られるコマツシンヤさんの最新作。「PHPスペシャル」の人気連載の単行本化第2弾!
【書評・メディア情報】
高知新聞(7月22日)/紹介
産経新聞(8月9日)/短評
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
71
去年、開いた傘越しに景色を見ると町中が水族館になる海色の傘を売っていた「梅雨市」。今年は世界各国で採取した雨水を売るお店や、雨にまつわる本だけを売っている本屋「雨かんむり」、広場には奇妙な楽器が置かれ雨が降ると雨粒で音楽を奏でてくれる最高の市に。雨の降り方でその時限りの音楽が聴けるの素敵だなあ。他にも、欲しい物でいっぱいの2巻。ガラスドームの外側に雪を降らせるスノーランプと海中電灯を併用してマリンスノーとお魚が揺らめく中で楽しむ読書タイムなんて夢心地すぎる。(⇒)2022/01/24
ノベツ
17
引き続きふんわりとしたファンタジー世界が素敵で幸福。特に好きなのは、石鹸の精がなんでも願いを叶えてくれるお話と鏡の中世界のお話。あわこさんの器がデカイ(笑) 長文感想→ https://note.com/nobetsu/n/n2b67d1e0ad0b 2020/07/20
ブラフ
13
白玉町で暮らすOLあわ子さんの四季折々の日常が描かれるシリーズ。白玉町の四季だけど、全体的に夏休みって感じする♪ 子どもの頃に「あったら良いな」とか「こんなことがあったら面白い」とか思ったような事を形にするのがすごく上手いと思う。夜間図書館や月の満ち欠けで浮力が変わる雑貨を扱う浮遊館、灯台公園、水に入れるとコップの中で花火が上がる、ソーダ花火のもととか本当にあったら良いのにと思うことがたくさん。白玉町に移住したい!2020/08/17
❁Lei❁
12
白玉町のかなり不思議なできごとを描いた物語。春夏秋冬それぞれを肌で感じられるような珠玉のエピソードがたくさん収録されています。私は白玉灯台博物館に行ってみたいなあ。午後のティータイムに読みたい、心ほぐれる癒しの一冊。2023/07/30
ちいこ
12
面白かった~。私は優しい不思議な日常の世界が描かれている本やマンガが大好きなんだなと改めて思いました。2020/08/21