内容説明
みんなに愛されるキャラクターからデビュー直後の貴重な作品まで。OSAMU GOODSを生んだ稀代のイラストレーターの仕事を一堂に集めた決定版!
目次
AKASHICHO
BOY MEETS GIRL
COVER
DEBUT
EGG
FAN
GENTLEMAN
HUMOR
ICON
JAPAN
KIDS
LADY
MOTGER
NOTES
ORIGIN
PALETTE
Q&A
ROOM
SCHOOL
TABLE
UNKNOWN
VIEW
WARDROBE
EXTRAORDINARY
YERAS
ZAZIE
著者等紹介
原田治[ハラダオサム]
1946‐2016。東京生まれ。多摩美術大学デザイン科卒業。1970年に創刊された雑誌「an・an」で実質的なイラストレーターデビューを飾る。1976年、「マザーグース」を題材にしたオリジナルのキャラクターグッズ、「OSAMU GOODS」の制作をスタート。女子中高生の間で大人気となる。1984年、ミスタードーナツのプレミアム(景品)にイラストを提供、以降シリーズ化され一世を風靡する。1997年、イラストレーターを養成する「パレットクラブスクール」を、生まれ育った築地の場外に開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Vakira
40
世田谷文学館でイラストレーターの原田治展開催中。これは公式図録。原田治の作品をアルファベットのAからZまでのテーマ掲載。展示会になかった作品も収録で嬉しい。懐かしいし可愛いし。 特に気に入ったのが「地下鉄のサジ」シリーズ。3コマ漫画がこれまた可愛い~ 見れて幸せ。ちょっと高かったけれど 何回も見て元を取ろう。2019/08/25
くろうさぎ
17
ミスドの景品の印象が一番強いと思われるオサムグッズですが、私の中では息子たちが小さい頃出回っていたキャラクター生地の印象も強くて、いまだ眠らせてるハギレもあります。孫用の服にしようかと思案中でしたが、サイズアウトしたらそれで終わるので、ずっと使えるように自分用のエコバッグを作ろうかな?絵本の挿絵も色々されていて、カラフルな絵本を通販サイトでポチってしまいました。本が本を連れてきて一向に読み切れる気配もないけど、こういう懐かしさでいっぱいなものは、時々眺めるとテンション上がって気持ちも華やぎますね。2020/08/28
Saku
15
原田治といえば、ミスタードーナッツのノベルティグッズのイメージ。 80年代のパステルカラーにあしらわれた男の子と女の子のキャラクターはポップだった。 最近自分の中でブームが来てグッズも購入。 この本でカルビーのポテトチップスのキャラクターも彼のデザインだったことにびっくり。2021/03/30
ツキノ
12
原田治展「かわいいの発見」公式図録。2016年、70歳で亡くなった原田治の仕事。A to Zでたどるというのがなんとも洒落ていて、OSAMU GOODSの洗練されたデザインと共に納得がいく。私自身は選んで買うことはしなかったけれど、ノートは持っていたような。大ファンの友人がいた。ミスタードーナツの景品の記憶が強烈だけれど、カルビーポテトチップスのキャラクターもそうだと知り、驚く。「イラストレーターは芸術はではなくてお客さんを喜ばせる芸人」ということばが印象的。2019/09/24
マーブル
9
AtoZというタイトルを単純に「全仕事」ぐらいの意味と考えて購入したのだが、よく読んでみるとなかなか構成が凝っている。出身地であり、愛した明石町について書かれた「A」の章で始まり、大好きだった映画『地下鉄のザジ』から創り上げたキャラクター、ザジについての章「Z」で終わる。明石町を描いた絵は淡水彩で描かれ、観光パンフレットにでも載りそうな風情。明るめな色彩や、極限まで単純化されたよく見る「オサム」のイラストとは異なる味わい。本書にはそんな原田治のイメージとは異なる絵もたくさん収められていて興味深い。2025/02/12