内容説明
ラインハルトに帝王学をまなび、ヤンの苦悩に民主主義の逆説を読み解く。銀英伝には政治学のエッセンスがつまっている!銀英伝に感化され政治学者になった著者たちが贈る、ファンのための政治学入門。
目次
ラインハルト型リーダーとヤン型リーダー 銀英伝にリーダーシップを学ぶ
国家権力の「奪い方」 クーデターに学ぶ民主主義の逆説
「民衆のための専制」はありうるか ヤンの苦悩から読み解く「民主主義」の意義
拠点さえ押さえれば勝てるのか イゼルローン攻略の地政学
必勝の「兵法」は存在するか アスターテ会戦に見る戦略/戦術論
ヤンの信念と現実世界 テロリズムの肯定は可能か?
「正しい」戦争はあるのか 銀英伝に学ぶ「正戦論」とその限界
銀英伝は何を描かなかったか 戦争の「罪悪」について
権力者たちを悩ませる永遠の難問 カリスマ指導者たちの後継者問題
著者等紹介
杉浦功一[スギウラコウイチ]
1973年生まれ。和洋女子大学人文学部教授。専攻は国際政治学。神戸大学法学部法律学科卒業。同大学院国際協力研究科博士課程修了。博士(政治学)。サウサンプトン大学(イギリス)客員研究員、日本学術振興会特別研究員などを経て、現職
大庭弘継[オオバヒロツグ]
1975年生まれ。京都大学大学院文学研究科研究員。専攻は国際政治学、応用倫理学。京都大学経済学部中退。元海上自衛官(1等海尉)。九州大学大学院比較社会文化学府博士後期課程単位修得退学。博士(比較社会文化)。南山大学社会倫理研究所専任講師を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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