ことば事始め

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ことば事始め

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750515564
  • NDC分類 814.04
  • Cコード C0095

内容説明

なじみのことばをもう一度たずねて。「虫がいい」「とちる」「ピンはね」「忖度」。よく知るようで実は遠いその意味を、辞書から記憶から、手繰り寄せ、味わい直してみる。ことばの確かな手応えが残る教養エッセイ。

目次

ことばの発見1―ことば遊び(うるさい;せせる、しゃぶる ほか)
ことばの発見2―つくることば(ちょい役;三角乗り ほか)
ことばの発見3―手書きことば(やにさがる;いなせ、あだ ほか)
ことばの発見4―老語の行方(ボケと認知;シラミとノミ ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

102
著者はドイツ文学者でエッセイスト。この本は著者が気になったことばを辞書訳とともに様々な角度から考察している。日本語というのはほんとうに面白い言葉だと思う。他の言語を知らないので深くは説明できないが、たとえばおためごかし、やにさがる、いなせ、など現在ではあまり使われなくなった言葉を外国語に変換するときどんな風に翻訳するのか気になったり、ちゃぶ台がえぢのちゃぶ台を若い子にどうせつめいするか等。読みやすくて肩の凝らない本。他のエッセイも読んでみたい。図書館本2022/03/17

takaichiro

92
ドイツ文学者、池内さんの日本語エッセイ。「虫がいい」「とちる」「ピンはね」「忖度」など普段でも使われる言葉を文学者の視点で味わいなおす企画。日本語以外の言語に触れると、ロジックや強さより、情緒や優しさに溢れた言語体系が我々の母国語の特徴とわかる。言葉が文化や積み上げの表出や残り香だとすれば、そのルーツを掘り下げてみたいと思う気持ちは、日本人への愛情にも繋がる。この手の本は万人受けしないだろうけど、元号が万葉集からひかれる現代に生きる私は、日本語の奥深さを知るヒント集として蔵書する。 2019/06/23

tamami

44
先年亡くなられたドイツ文学者の池内紀先生の、ことばについてのエッセイ集。取り上げられたことばに、先生が生きてこられた時代と先生のお人柄を感じる。うるさい、かぶれる、ピンはね、ねこばば、のろま、やにさがる、いなせ、あだ・・・。そして辞書には載っているけれども、最近はあまり耳にしなくなった微妙な位置にあることばという印象である。あることばが表す事物が少なくなるとことばも廃れていくという。文章を通して時代とことばの移ろいを感じる。ほんの所々、時局に対する先生ご自身の見方が露わになっていて、ご愛敬というべきか。2021/05/08

シングルモルト

14
良い本でした。静かな文体で、色々な“ことば”を題材に政治、身の回りのこと、文学、昔の思い出について語ったエッセイ。風刺、下ネタにニヤリとさせられ、真面目な話、しんみりとした話に思わず頷きながら考え込まされる。うん、この人の文章、僕は好きだな。先日お亡くなりになったとのことで残念。他の著作も追いかけてみようと思う。2019/10/03

3
★★★☆☆ 図書館本。池田彌三郎『私の食物誌』も読みたくなった。2020/01/27

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