出版社内容情報
長新太の幻の絵本がついに復刊!
――イスだって何かにすわってみたい。
谷川俊太郎さんおすすめ!
「ぼくも昔から椅子がじっとしてるのは
不自然だと思ってました」
【ストーリー】
「みんなぼくの上に腰かけるけど、ぼくも何かにこしかけてみたいな」
そう思ったイスは、さっそく、あちこちに腰かけてみます。
やがてイスは、どんどんどんどん、お家からはなれて……あら、たいへん!
イスの大冒険の、はじまりはじまり!
長 新太[チョウ シンタ]
1927年、東京に生まれる。漫画、絵本、イラストレーション、エッセイなどさまざまな分野で活躍。絵本に、『おしゃべりなたまごやき』(文芸春秋漫画賞)、『ぞうのたまごのたまごやき』(小学館絵画賞)、『ふゆめがっしょうだん』(絵本にっぽん大賞・以上福音館書店)、『はるですよふくろうおばさん』(講談社出版文化賞絵本賞・講談社)、『さかさまライオン』(絵本にっぽん賞)、『ゴムあたまポンたろう』(日本絵本賞・以上童心社)、『キャベツくん』(絵本にっぽん大賞・文研出版)など多数ある。巌谷小波文芸賞受賞。路傍の石幼少年文学賞受賞
内容説明
「みんなぼくのうえにこしかけるけどぼくもなにかにこしかけてみたいな」そうおもったイスはさっそくあちこちにこしかけてみます。やがてイスはどんどんどんどんおうちからはなれてだいぼうけんのはじまりはじまり!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsuki
57
こ、こわい~((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 夜寝る前に読むのはあまりオススメできません💦夢に出てきそうだからです。それはさておき、「当たり前を疑う」ことの面白さ、発想の転換、視界が拡がっていくような感覚💡長新太さんが「イス」の気持ちになって考えてみると、こんなことになるのですね(笑)2019/01/26
hundredpink
48
天才か!2018/10/03
lonesome
39
イスくんが旅に出る冒険物語。確かに椅子って四本足だけど椅子が出歩くって発想はなかったな。そして、素敵な終わりかただなと思ったらさらにもう一つ見事なオチがあってニヤリとしてしまったのでした。笑2016/11/17
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
38
すごい!予想外の展開が面白い。長さんの世界観。2020/03/15
anne@灯れ松明の火
32
だいぶ前から読みたい本に入っていた。タイトルが「ぼくはイスです」なのに、表紙にイスより目立つ人?がいて、なんだろう?と思っていたが、半分主人公で納得(笑) 結構、長くて、途中ではコマ割り漫画形式まであるが、一体どうなるの~?と先へ先へと読んでしまう(笑) まさか、こんな話になろうとは……! やっぱり長さんってスゴイ! そして、ラスト。これで終わるというのも、やっぱり長さん?(笑)2020/12/27