出版社内容情報
沖縄でカニに求婚され、恐山で死後の住所を考え、ガーナでマイ棺桶を作る……
旅先で見ていたのは絶景じゃなかった
人生は、しばしば旅にたとえられる。その場合、旅の終わりは「死」ということになるのだろうか。遠く離れた土地で抱いた気持ちを文章にしていくことは、翻って自らの人生を捉え直すきっかけとなった。死を想うと、生が明滅してスパークする。突き動かされるようにして、オリジナル棺桶を作りにアフリカはガーナへ渡ったメレ山メレ子。時を同じくして手に入れた新居に、ついにポテト・コフィンがやって来た……!
メレ山メレ子が「旅と死」をテーマに綴るエッセイ、その名も『メメントモリ・ジャーニー』!
ウェブマガジン「あき地」連載時から大きな反響を読んだ人気エッセイ、満を持して書籍化!
メレ山メレ子[メレヤマメレコ]
1983年、大分県別府市生まれ。平日は会社員として勤務。旅ブログ「メレンゲが腐るほど恋したい」にて青森のイカ焼き屋で飼われていた珍しい顔の秋田犬「わさお」と名づけて紹介したところ、映画で主演するほどのスター犬になってしまう事件に見舞われた。やがて旅先で出会う虫の魅力に目ざめ、虫に関する連載や寄稿を行う。2012年から、昆虫研究者やアーティストが集う新感覚昆虫イベント「昆虫大学」の企画・運営を手がける。著書に『メレンゲが腐るほど旅したいメレ子の日本おでかけ日記』(スペースシャワーネットワーク)、『ときめき昆虫学』(イースト・プレス)がある。
内容説明
人生は、しばしば旅にたとえられる。その場合、旅の終わりは「死」ということになるのだろうか。遠く離れた土地で抱いた気持ちを文章にしていくことは、翻って自らの人生を捉え直すきっかけとなった。死を想うと、生が明滅してスパークする。突き動かされるようにして、オリジナル棺桶を作りにアフリカはガーナへ渡ったメレ山メレ子。時を同じくして手に入れた新居に、ついにポテト・コフィンがやって来た…!メレ山メレ子が「旅と死」をテーマに綴るエッセイ、その名も『メメントモリ・ジャーニー』!
目次
世界は移動を拒んではいない
生者と死者の島
標本作りという弔い、そして伝染する好奇心
越後妻有、怒涛のセンチメンタル
自由なハリネズミの巣箱
魂の向かう山、死後の住所
旅人とスピリチュアル
移動してもしなくても、世界は混ざって変わりつづける
老いに立ち向かうための戦車
遠くに行く人のお助けマン
ガーナ棺桶紀行(大きなお守り;ポテトチップス・コフィン;フェスティバル・オブ・リビング・シングス;人生を捨てさせる装置;ヤギの血の祝福)
新しい故郷
孤独を乗りこなす力、ささやかなお祈り
著者等紹介
メレ山メレ子[メレヤマメレコ]
1983年大分県別府市生まれ。平日は会社員として勤務。2012年から、昆虫研究者やアーティストが集う新感覚昆虫イベント「昆虫大学」の企画・運営を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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