生きていくうえで、かけがえのないこと

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生きていくうえで、かけがえのないこと

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  • サイズ B6判/ページ数 123p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750514826
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

休む、食べる、嘆く、忘れる……



わたしを立ち止まらせる

25の人間のすがた



『ボラード病』『ハリガネムシ』『クチュクチュバーン』で知られる異能の芥川賞作家による初のエッセイ集!



精神的に大きな喪失感を味わったり、希望が打ち砕かれた人にとっては、あらゆる刺激が痛過ぎて受け容れられない。そういう人が力を回復するまでには、何年何十年を要するだろう。私の身近にもそういう人がいる。「休んで下さい」「眠って下さい」という言葉さえ、その人を充分に傷付ける。

(「休む」より)

まえがき―若松英輔

眠る

食べる 

出す 

休む 

書く 

ふれる 

悲しむ 

喜ぶ 

嘆く 

老いる 

読む 

見る 

聞く 

ときめく 

忘れる 

働く 

癒す 

愛する 

耐える 

念ずる 

待つ 

憎む 

見つめる 

壊す 

祈る

あとがき

吉村萬壱[ヨシムラ マンイチ]

内容説明

休む、食べる、嘆く、忘れる―わたしを立ち止まらせる25の人間のすがた。

目次

眠る
食べる
出す
休む
書く
ふれる
悲しむ
喜ぶ
嘆く
老いる〔ほか〕

著者等紹介

吉村萬壱[ヨシムラマンイチ]
1961年、愛媛県松山市生まれ、大阪で育つ。京都教育大学卒業後、東京、大阪の高校、支援学校教諭を務める。1997年「国営巨大浴場の午後」で第1回京都大学新聞新人文学賞受賞。2001年「クチュクチュバーン」で第92回文學界新人賞を受賞しデビュー。2003年「ハリガネムシ」で第129回芥川賞受賞。近著『臣女』(徳間書店、2014年、第22回島清恋愛文学賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tapioka

32
若松英輔さんと同タイトル同テーマで発売された、眠る、嘆く、老いるなど、25のテーマについて述べたエッセイ集。同タイトルで本を出すという試みに惹かれ、若松さんの後に本書を読みました。若松さんの圧倒的に深い文章と比較すると、やはり物足りなさを感じます。しかし、怒りや悲しみをいだく様子が作家だけれども割と普通の人と同じで、肩の力を抜いた文章と内容に共感できるところも多かった。吉村さんの方が読み手の感覚に近いのかも。同テーマなのに2人の作家で全く違うものとなっており、その違いに読書の面白さを味わえた作品でした。2016/10/10

蘭奢待

31
吉村萬壱の珍しいエッセイ。一人称で書かれる激烈な小説が多いことから、主人公と作者がオーバーラップしている印象、つまり精神の異常性を持つ作家の印象を持っていたが、このエッセイを読むと、とてもまともでしっかりした考えの持ち主であることが伺える。いくつかのテーマを与えられ、それに基づいて書いたもの。ところどころに人間の真理を見るような記述があり、考えされられる。なかなかに、良随筆である。2019/06/23

モリー

28
生きていくうえで、かけがえのないことを「眠る」「ふれる」「読む」等25の動詞をタイトルとして語るエッセイ集。私は、これまで吉村萬壱さんの作品を読んだことはありませんが、ご自身があとがきで「ここには私の小説に見られるような変態性はほとんどないと思う。」と記している通り、今を生きる人間の一人として、与えられたテーマについて立ち止まり、真摯に自分の内面に向き合って綴られていると感じました。「憎む」の章は自分を鏡に写して見ているようで、吐き気を感じたが、作者の勇気ある告白は多くの読書が共感できるのではないだろか。2018/10/22

れっつ

27
批評家で随筆家の若松英輔氏と元教師の小説家・吉村萬壱氏が、同タイトル、同項目でそれぞれが書いたエッセイ。"生きていくうえでかけがえのない(25の)こと"について、吉村氏が率直に真摯に向き合って書いていて、彼の作品とのあまりのギャップに驚く。最初の項の1行目から引き込まれてしまい、若松氏版と比較読みするつもりが一気に読んでしまった。「読む」では見事騙され「ふれる」では深く共感。そして「癒える」と「待つ」が最も心に残った。素直に吐露された心情、思いが自然に読者の胸にじんわり広がる。そばに置きたい1冊となった。2018/12/30

aloha0307

18
吉村さん初読み。表題から手に取った。誰もが身近の日常的動きを、25動詞で現し、深い考察を加える。「休む」「食べる」「働く」etc.刻々と変わる力によって我々は生きている”だから、動詞で考えることが大事なんです。名詞としてとらえたものは概念にすぎない”...なるほどな。白眉は「眠る」 それは、”おそらくこの世ならぬ異界と繋がっている。耽溺し過ぎるのは危険だ”~とても意味深長な一節...2016/12/11

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