出版社内容情報
佐々木マキの自伝的エッセイ&イラスト集。10代でのマンガ家デビューから人気絵本執筆の舞台裏。ガロ編集長長井勝一・村上春樹らとの交友をつづった長編書き下ろしエッセイ。未発表作品を含むイラストレーションも多数掲載。
内容説明
マンガ家デビューから『やっぱりおおかみ』などの絵本創作の背景や『ガロ』で出会った人々との交流までを綴った書き下ろしエッセイ「ノー・シューズ」。神戸の下町で過ごした幼少期を描いたエッセイ「ぼくのスクラップ・スクリーン」。珠玉のエッセイと共に不思議な1コママンガの連作「スカラマンガ」も収録!
目次
ノー・シューズ
スカラマンガ
ぼくのスクラップ・スクリーン
著者等紹介
佐々木マキ[ササキマキ]
1946年神戸市生まれ。マンガ家・絵本作家・イラストレーター。1966年に「ガロ」でマンガ家デビュー。「ガロ」「朝日ジャーナル」を中心に自由で実験的なマンガを立て続けに発表。1973年、福音館書店より絵本『やっぱりおおかみ』を刊行。「こどものとも」などで独創的な絵本を多数発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Vakira
49
佐々木マキさんは大好きな漫画家。そのマキさんの自伝的エッセイ。他の絵本を探しにクレヨンハウスへ。そこで偶然見つけて即購入。マキさん神戸の下町で過ごした幼少期。その頃はかなりの貧困。靴が無かった?よってノー・シューズ。漫画家へのきっかけは「ガロ」。知ってるマンガ家さんの話は嬉しい。そう言えば最近、楠勝平さんの漫画がちくま文庫より出たっけ。白土三平さん、つげ義春さん、村上春樹さんの話とか。嬉しい。1コマ漫画の連作50枚、コレも嬉しい。2021/10/31
鱒子
34
図書館本。いやー、びっくり(O_O) 佐々木マキさんって女性だと思ってました!私が漫画家&絵本作家である、この著者のことを知ったのは、「まじょのかんづめ」という絵本でした。本書は、書き下ろしエッセイ+イラスト集+過去(1989)に刊行したエッセイの再録という3部構成です。型にはまることや権威が嫌いな佐々木マキさんの人となりに触れられる本です。2017/04/24
空猫
32
図書館で借りてみたけど。自伝エッセイ。新聞の風刺画のような一コマイラストもあり、それは堪能したけれど。文は淡々と日記のよう。昭和3-40年代の風景は知れるが、ググらないと不明なこと多し。斜め読み。2024/01/29
ヨータン
13
佐々木マキさんと言う名前は村上春樹さんの小説の表紙の絵をよく書いている人というのは知っていたけど、女の人だと思っていたので、びっくりした。彼の子供時代がメインのエッセイでしたが、昭和30年当時の神戸の雰囲気がよく伝わってきて、面白かったです。2021/04/27
Koichiro Minematsu
13
不思議の国のアリスを読んで、表紙や挿絵の作者に惹かれて、読みました。自伝のエッセイとイラスト集。懐かしさと知的さに感銘しました。(笑)2015/06/16
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