出版社内容情報
生きづらさや息苦しさは、コミュニケーション「不足」ではなく「過剰」が原因だった……。
長年にわたって「家族の問題」に取り組んできた臨床心理士による、まったく新しい視点からの普遍的コミュニケーション論。
●第一章 コミュニケーション過剰な日本――濃密な非言語コミュニケーション/必死の「笑い」
●第二章「 絆」の息苦しさ――絆と暴力/一体感のリスク/パロディとしての尼崎事件
●第三章 バッシングの正体――スケープゴートを求める社会/穏やかな日常に満ちる悪意
●第四章 コミュニケーションなき安全地帯――コンプレックスと優越意識/男のアキバ、女の新大久保
●第五章「 自分が否定されない世界」を確保しよう――刷り込みに苦しめられないために/言い返せる関係を
内容説明
なぜバッシングが起こるのか?なぜお笑い番組が隆盛しお笑い芸人がもてるのか?なぜ絆やコミュニケーションが人を苦しめるのか?答えのヒントは家族にあります。
目次
第1章 コミュニケーション過剰な日本(濃密な非言語コミュニケーション;必死の「笑い」 ほか)
第2章 「絆」の息苦しさ(絆と暴力;一体感のリスク ほか)
第3章 バッシングの正体(生活保護への憎悪;スケープゴートを必要としている社会 ほか)
第4章 コミュニケーションなき安全地帯(コンプレックスと優越意識;男のアキバ、女の新大久保 ほか)
第5章 「自分が否定されない世界」を確保しよう(刷り込みに苦しめられないために;息苦しさから逃げ出すために)
著者等紹介
信田さよ子[ノブタサヨコ]
臨床心理士、原宿カウンセリングセンター所長。1946年、岐阜県に生まれる。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。駒木野病院勤務、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室室長を経て、1995年原宿カウンセリングセンターを設立。アルコール依存症、摂食障害、ひきこもり、ドメスティック・バイオレンス、児童虐待に悩む人たちやその家族のカウンセリングを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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