コミュニケーション断念のすすめ

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コミュニケーション断念のすすめ

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750513294
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0095

出版社内容情報

生きづらさや息苦しさは、コミュニケーション「不足」ではなく「過剰」が原因だった……。
長年にわたって「家族の問題」に取り組んできた臨床心理士による、まったく新しい視点からの普遍的コミュニケーション論。

●第一章 コミュニケーション過剰な日本――濃密な非言語コミュニケーション/必死の「笑い」
●第二章「 絆」の息苦しさ――絆と暴力/一体感のリスク/パロディとしての尼崎事件
●第三章 バッシングの正体――スケープゴートを求める社会/穏やかな日常に満ちる悪意
●第四章 コミュニケーションなき安全地帯――コンプレックスと優越意識/男のアキバ、女の新大久保
●第五章「 自分が否定されない世界」を確保しよう――刷り込みに苦しめられないために/言い返せる関係を

内容説明

なぜバッシングが起こるのか?なぜお笑い番組が隆盛しお笑い芸人がもてるのか?なぜ絆やコミュニケーションが人を苦しめるのか?答えのヒントは家族にあります。

目次

第1章 コミュニケーション過剰な日本(濃密な非言語コミュニケーション;必死の「笑い」 ほか)
第2章 「絆」の息苦しさ(絆と暴力;一体感のリスク ほか)
第3章 バッシングの正体(生活保護への憎悪;スケープゴートを必要としている社会 ほか)
第4章 コミュニケーションなき安全地帯(コンプレックスと優越意識;男のアキバ、女の新大久保 ほか)
第5章 「自分が否定されない世界」を確保しよう(刷り込みに苦しめられないために;息苦しさから逃げ出すために)

著者等紹介

信田さよ子[ノブタサヨコ]
臨床心理士、原宿カウンセリングセンター所長。1946年、岐阜県に生まれる。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。駒木野病院勤務、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室室長を経て、1995年原宿カウンセリングセンターを設立。アルコール依存症、摂食障害、ひきこもり、ドメスティック・バイオレンス、児童虐待に悩む人たちやその家族のカウンセリングを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

86
コミュニケーションという言葉が氾濫する昨今、そのいかがわしい腐臭をバッサリ斬る。「コミュニケーションは力を持つ人が持たない人に対して使う言葉」と断じる。何を指すかが不明なまま価値中立的な言葉をそれを使用する側が都合がいいように用いられ、縛られ翻弄させられる言葉が多過ぎる。一方的なコミュニケーションというものは存在しないのに「能力」という「力」まで問われる。パラドシカルではあるが、第一歩はコミュニケーションを断念することであると提言。「周囲が」ではなく「私」を主語にした言葉を獲得することが第一歩。2013/12/09

ネギっ子gen

61
【他者と 繋がりたい、繋がればほっとすることに、人種や国籍、男女の差異はない】<カウンセリングでお会いする人たちが、コミュニケーションということばに縛られ、翻弄される姿を見てきた。そして絆ということばによって、苦しむ娘たちや妻たちを見てきた>著者は、<家族に必要なものは、形骸化したスローガンのようなことばではなく、むしろそれらを破壊し、それらを禁じ手とし、断念したところから生まれるのではないだろうか。美しいことばによって隠蔽された現実を、いったん陽の当たる場所に晒す必要があるのではないだろうか>、と。⇒2023/05/14

とよぽん

49
タイトルに惹かれて、そして信田さよ子さんの著書ということで期待を持って読んだ。期待以上の内容だった。7年前に発行された本だが、私には新鮮で、特に第4章「コミュニケーションなき安全地帯」が、見出しからは全く予想できない「男のAKB、秋葉原」「女の韓流、新大久保」とは! 絆の息苦しさ、コミュニケーション不全の最たるものが家族(一方通行で自己中心的)というのも、納得できてしまう。信田さんの「断念」というのは、「理解してもらおうという思いを断つ」、相手や周りを気にせず、とりあえず自己主張する。である!2020/10/19

カッパ

25
勧められた本。コミュニケーションは断念してもいいのでは?!というびっくりのタイトル。しかし読むとよくわかる。強い側の独りよがりのコミュニケーションが現代で横行していることが。その上で、言い返したりどう思われても良い場所を作るなどしていくことを勧めている。分かり合えるなんていうことを断念するってことなのかな?と私は感じた。2017/01/29

katoyann

22
2013年出版。コミュニケーションとは、力の強いものが弱いものを屈服させるために便宜的に用いられる言葉だ、という鋭い批判を投げかけている。支配は、身体的暴力に限らず、相手の心理を巧みに操作することで行使される。ハッと気づいたのは、質問というコミュニケーションに潜む暴力性に関する指摘である。立場が上にある者が下にある者に対してする質問には、相手から自分の思い通りの答えを引き出して、相手の心理を揺さぶる効果があるという。また、パワハラ加害者は、人に支配されることを愛と勘違いする人間を無意識に見分ける、と。怖。2022/03/20

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