出版社内容情報
資本主義は「公共の福祉」をもたらさず、崩壊に向かって突き進んでいる。われわれは一体どこで間違えたのか? 誤りの原点は「無限の成長=善」という盲目的信仰である。今こそ「人間の尊厳」を中心に捉えなければならない。
内容説明
量的金融緩和で経済は復活しない―長年、冷徹に世界経済の動向を見つめてきた著者が喝破する。世界を股にかけ、未来を育む画期的な技術を支援する投資銀行家の「人間中心の経済復興」論!
目次
第1章 資本主義の誤用と限界(資本主義国の失敗;成長至上主義から抜け出す)
第2章 起業家が世界を変える(イノベーターの資質;ここに真のベンチャーがいる;グローバル・テクノロジー・アービトラージの時代)
第3章 マネーゲームからソーシャルビジネスへ(アメリカの懐の深さを知る―私のアメリカ体験;数字や大きさではない仕事のやり方)
第4章 日本人による、日本のための経済復興(日本がもっているこれだけの長所;グローバル化を超えるもの;これからの日米の課題)
著者等紹介
神谷秀樹[ミタニヒデキ]
投資銀行家。1953年、東京都に生まれる。1975年、早稲田大学政治経済学部を卒業し、住友銀行に入行する。ブラジル研修を経て、国際投融資部と国際企画部に勤務する。1984年、ゴールドマン・サックスに転職し、ニューヨークに移住。1992年には、日本人一個人が設立し、初めて米国証券取引委員会に登録された投資銀行であるミタニ&カンパニー(その後、ロバーツ・ミタニと改称)を創業。2012年にはアメリカ国籍を取得する。ライフサイエンスなどのベンチャー支援で世界を駆け巡るかたわら、著述活動を行っている。大阪府海外アドバイザー、フランス国立ポンゼション大学国際経営大学院客員教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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