ユダヤ人を救った動物園―ヤンとアントニーナの物語

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ユダヤ人を救った動物園―ヤンとアントニーナの物語

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  • サイズ B6判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750509129
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0023

内容説明

ナチの侵攻を受けてポーランドではさまざまな抵抗運動がくり広げられた。ワルシャワ動物園の園長夫妻も、ユダヤ人300名に動物の名をつけて園内に匿い、逃亡の手助けをした。かたや民族の絶滅計画を、かたや貴重種の動物の救済計画を推し進めたナチのグロテスクを鮮やかに描き出す。

目次

一九三五年夏
ふたつの世界
別荘へ
一九三九年九月一日、ワルシャワ
包囲
再会
一九三九年秋
絶滅と復元
ふたりの園長
裏切り
地下生活
ゲットー
隠れ家
いかれた星の下で
一九四一年
脱出
血と土
多彩な「ゲスト」たち
ホシムクドリ
コルチャック先生
キツネ
一九四二年冬
ザ・ハムスターズ
ゲットー解体
一九四三年
くたばれヒトラー
火事
二人の女性
キジとヤマネコ
動物園再建の噂
ドイツ軍の敗走
旅立ち
一九四四年二月
一九四五年
その後
半獣半人の守護者

著者等紹介

アッカーマン,ダイアン[アッカーマン,ダイアン][Ackerman,Diane]
ベストセラーA Natural History of the Senses(邦題『「感覚」の博物誌』)の著者。ノンフィクションや詩など著書多数。ニューヨーク州北部に住む

青木玲[アオキハルミ]
翻訳家、ライター。神奈川県生まれ。著書『競走馬の文化史~優駿になれなかった馬たちへ~』(筑摩書房)で1995年度ミズノスポーツライター賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ27

51
ふと手にした雑誌のシネマ情報でこの作品を知る。若い頃はかなりはまったシネマは遠くに遠ざかった今だからか、文字で読みたいと切に思って読み始めた。結構時間がかかった。とは言え殺戮、悲劇の描写は案外少なく、ヤンとアントニーナの人間的呟きが自然と日常と共に淡々と綴られ重くない、しかし、熱い高まりとともに読了。シンドラーのリスト、千畝氏の映画で知っていたとはいえ、ナチス将校の異常なほどの動物愛好、反するハンター熱。驚くのはワルシャワ市民の組織化❓されたレジスタンス。9人の一人が何らかの支援に関わったという。2017/07/11

みさどん

26
読んだ後しばし放心。ポーランドを侵略したドイツ軍の非情なこと!日本はそんな国と同盟を結んで戦っていたのだと悔しさが募る。戦争は人を狂わせる。夫妻の強運が読み続ける支えになったと言えるくらい凄まじい戦禍の事実。人間がここまで残酷になるのが恐ろしい。ナチにこんなに多くの人が対抗していたのがわかってよかったけれど、本当にたくさんの命が奪われていったのが悲しくてたまらない。それでも、読んでよかった。2017/10/21

空猫

25
【プリズンブッククラブ第18章より】独国に占領されたポーランドの動物園で飼育・研究員として暮らす夫婦が、広大な動物園にユダヤ人を匿い、ゲットーの人々に物資を送り、共に戦禍を生き抜いた、記録。ナチスの非道を描いた作品は多々あるが、動物が絡むとより辛い。彼らは爆撃で、危険動物は射殺で、享楽的狩りで、殺されていったのだ。そして優性政策が彼ら動物にまで及んでいた事も。そんな状況下でも音楽を楽しみ、生き残ったり保護された動物たちを可愛がり、楽しみを見つけて生き抜こうとする一家の様には胸を打たれた。→ 2020/02/17

Nobuko Hashimoto

23
先に飛行機で映画を観たあと原作を読んだ。映画は独占領下のワルシャワの動物園長の妻と彼女に思いを寄せるナチ将校との絡みや、園長夫妻のユダヤ人救出に焦点をしぼったドラマチックな感動もの。ゲットーの様子や救出については映画の方がわかりやすいかも。原作では、園長夫妻の専門性や人となり、ナチの優生思想による動物の血統保存への執着についての記述がていねいで印象に残った。日記や資料の出典を細かく示していて信頼性が高いが、文章は読みやすい。映画と原作併せると補完できるのでおすすめ。どちらも動物たちの様子が愛おしい。2017/10/01

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

16
ナチス支配下のポーランドで、動物園の飼育に携わる夫婦が動物を飼育すると偽ってユダヤ人を匿い地下組織に協力した実話。ポーランド侵攻の様子は現在のウクライナとまるっきし被る。優生思想ってのはとどのつまり、極端なダブスタなのだな。2022/10/25

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