内容説明
40年余で42カ国、1年に217日―著者は高島屋インテリア事業部の一員として世界を駆けめぐった。戦後賠償による海外プロジェクトからバブル崩壊後の厳しいビジネスシーンまで、その渦中にいた人物の熱い筆致で描き切った“異色の百貨店外史”。
目次
戦後はじめての海外プロジェクト―戒厳令下インドネシア
戦跡からリゾートへ―軍事拠点グアム
ユニットバス誕生―再度のインドネシア
全額前払いの日本レストランからはじまった―アメリカでのプロジェクト
総予算のみの提示に応札―成田空港のホテル・プロジェクト
「動かせるものすべて」を請け負う―ブルガリアの借款プロジェクト
ヨーロッパ各国の歴史的確執のはざまで―再統一前の西ドイツ
七面鳥から造作工事まで―水と緑のバングラデシュ
タクシーで踏破した砂漠の一一〇〇キロ―第一次イ・イ戦争下のイラク
インテリア業者としての知名度―クリーン・アンド・グリーンのシンガポール〔ほか〕
著者等紹介
上田正[ウエダタダシ]
1933年兵庫県生まれ、1958年早稲田大学第一政治経済学部卒、同年高島屋入社、東京店事業部長、本社海外事業部長、事業本部海外事業部長兼装飾事業部長、取締役事業本部長、高島屋工作所専務取締役、ユタカ建設工業社長。現在FF&Eコンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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