内容説明
劉生の「内なる美」は今日の問題たりうるか!新たな視点から照明する画期的な劉生論。
目次
雑誌『芸術新潮』特集「岸田劉生・生誕百年、いま掘り起こす」に思う
岸田劉生を現代の問題として考える
岸田劉生に二百号の大作が描けるか、あるいは作品のサイズについて
自然主義のジャングルのなかで
デューラーの影響について
泥臭いということ
顔について
君の顔は人参に似ている、そして、その指は蟹の爪に似ている
日本、近代・現代の洋画史を簡単にふり返る
内なる美
「内から生まれる」ということ
「内なるもの」対「外なるもの」
画家のフィールド
星座
著者等紹介
薗部雄作[ソノベユウサク]
1934年群馬県に生まれる。多摩美術大学を卒業。国際青年美術家展、現代日本美術選抜展、ウィーン国際版画ビエンナーレ展、リュブリアーナ国際版画ビエンナーレ展、クラコフ国際版画ビエンナーレ展審査委員賞受賞、ドローイングアクティヴィティ展(ポーランド)、ワールドプリント3展(USA)、インターグラフィック’84(東ベルリン)、ART OF TODAY ’84(ブタペスト)等々に出品。個展の開催は59回
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