内容説明
政党交付金、小選挙区制の導入でますます重みを増す幹事長の椅子。最大限に使えば、政局を動かし、政権の帰趨さえ握ることができる。その絶大で、伸縮自在な権力の力学を明かす。
目次
第1章 自民党幹事長の「仕事」(幹事長の時間割―ハードスケジュールの中身;幹事長の執務室―来客の“格”と“数”で力量がわかる;幹事長と総裁の間柄―総・幹分離で遠くなった距離 ほか)
第2章 自民党幹事長の「パワー」(幹事長と財界との関係―敷居の高い存在;カネ集めの上手下手―広く浅くが基本;百五十億円に迫る政党交付金―企業・団体献金に取って代わった財源 ほか)
第3章 自民党幹事長の「戦略」(選挙の勝敗は情報収集で決まる―党内の意向から野党の動向まで;幹事長の新人獲得法―子飼い議員は役に立つ;自派閥を拡大させる―総裁の椅子を視野に ほか)
著者等紹介
浅川博忠[アサカワヒロタダ]
1942年東京都生まれ。慶応大学商学部卒業。(社)時事問題研究所常務理事などを経て、政治評論家に。東北福祉大学客員教授
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