出版社内容情報
現代アフリカ全体を取り上げた総論・入門書。特に社会、文化、政治に重きを置くことにより、アフリカをより身近なものに、また、現実にかかえている民族問題などにも眼を向けてもらうための啓蒙書として最適。関連する文献のミニ解説付き。
まえがき
総 論 アフリカ現代史の歩み(岡倉登志)
第1部 アフリカの社会と文化
第1章 アフリカ文化のダイナミズム(砂野幸稔)
第2章 アフリカの農村生活――変わりゆく姿(赤阪 賢)
第3章 アフリカの女性の社会的地位と役割――南アフリカの事例から(楠瀬佳子)
第4章 アフリカの宗教(嶋田義仁)
コラム1 贈与と共同体――セネガルのイスラーム=スーフィー教団ムーリディーヤの事例(田尻敦子)
第5章 アフリカの言語――その生態と機能(宮本正興)
第6章 アフリカ文学――黒人作家を中心として(小林信次郎)
コラム2 グリオを訪ねて(出水慈子)
第7章 アフリカの都市――成立過程と実態(岡倉登志)
コラム3 ダーバンの都市生活史(北川勝彦)
第2部 アフリカの政治経済
第1章 内戦・民族紛争の実態と問題点――「アフリカの角」と「大湖地方」の事例(岡倉登志)
コラム4 エチオピアの近・現代にみる光と影(古川哲史)
第2章 「アフリカ社会主義」とその挫折(岡倉登志)
第3章 アフリカの民主化(岡倉登志)
第4章 日本のアフリカ外交とNGO(森川 純)
第5章 冷戦期の国際政治とアフリカ――非同盟運動を軸に(高林敏之)
付録◇参考文献ガイド
あとがき
索引