出版社内容情報
日本、韓国、中国における少子化、高齢化、貧困対策の各領域を対象とした国際比較研究。これらの課題による経済への影響と社会保障制度の持続性をどうクリアしていくのか。制度分析を踏まえて政策論に踏み込む、この分野でのフロンティアに挑戦する。
【目次】
序章 日中韓/国際比較の意義と展望[埋橋孝文]
1.なぜ日中韓比較なのか
2.日本との分岐、乖離傾向にある韓国社会保障制度
3.共通の土俵に上ってきた中国社会保障制度
4.本書の構成
第Ⅰ部 日中韓の違いをいかに捉えるか
第1章 東アジアにおける福祉国家の展開と特徴――韓国の経験と日中韓比較のための論点[金成垣]
1.何が問題か――収斂か異なる経路か
2.福祉国家の「20世紀体制」と「21世紀体制」
3.「21世紀体制」へ飛び越えている韓国福祉国家
4.福祉国家の「20世紀体制」の歴史的条件と韓国
5.まとめ――日中韓の違いをどうみるか
第2章 社会支出30年の軌跡と日本の位置づけ[埋橋孝文・楊慧敏・孫琳]
1.何が問題か
2.福祉国家を取り巻く人口学的環境の変化
3.失業率/社会支出の国際的動向
4.サービス支出の国際比較と日本における低水準な社会手当
5.まとめ
第3章 福祉国家論の射程と中国――「福祉中国」の試論[朱珉]
1.何が問題か
2.中国の特殊性
3.福祉国家の概念と中国
4.「福祉中国」とは何か
5.まとめ
第Ⅱ部 少子化対策
第4章 日本の「少子化対策」はどう変わるべきか――ヨーロッパの議論に照らして[田中弘美]
1.何が問題か――少子化対策は誰に届いてきたのか
2.ヨーロッパの少子化と人口減少
3.少子化対策はどのように論じられているか
4.日本の少子化対策はどう変わるべきか
5.まとめ
第5章 日本の少子化の原因認識と対策対応の乖離――1956年から2025年までの『厚生(労働)白書』から[楊慧敏]
1.問題の所在――なぜ少子化対策が功を奏していないのか
2.重視されていない白書
3.白書のタイトルから読み取る主要キーワード
4.「少子化」が登場する前の「出生率低下」
5.「少子化」の危機認識の深化
6.「少子化対策」の定義と目的の不明確さ、若年層の意識変化の見過ごし
7.まとめ――少子化対策の射程の再考
第6章 韓国における
目次
序章 日中韓/国際比較の意義と展望(埋橋孝文)
第1部 日中韓の違いをいかに捉えるか(東アジアにおける福祉国家の展開と特徴―韓国の経験と日中韓比較のための論点―(金成垣)
社会支出30年の軌跡と日本の位置づけ(埋橋孝文・楊慧敏・孫琳)
福祉国家論の射程と中国―「福祉中国」の試論(朱珉))
第2部 少子化対策(日本の「少子化対策」はどう変わるべきか―ヨーロッパの議論に照らして―(田中弘美)
日本の少子化の原因認識と対策対応の乖離―1956年から2025年までの『厚生(労働)白書』から―(楊慧敏)
韓国における少子化対策の方向転換―「結婚を前提としない」生き方へ(金成垣)
『保健福祉白書』にみる韓国の少子化対策―なぜ効果がなかったのが(崔銀珠)
中国の少子化および少子化対策―日本と何が違うが、なぜ違うか(郭芳))
第3部 高齢者対策(日本と韓国における介護保険制度―プログラムセオリー評価を中心に―(崔銀珠)
認知症政策の日韓比較(金圓景)
韓国における福祉サービス評価制度
介護人材養成を比較する視点―なぜ国によって制度は異なるのか(任セア)
中国における介護保険制度の経路選択(徐栄・楊慧敏;中国介護サービスの評価制度))
第4部 貧困対策(最低生活保障と隣接制度からなる韓国の貧困対策(松江暁子)
「ポスト2020」の中国社会扶助の変容(朱珉))
終章 日中韓の現状と展望、そして今後の課題(金成垣・埋橋孝文)
著者等紹介
埋橋孝文[ウズハシタカフミ]
同志社大学名誉教授・大阪公立大学客員教授、博士(経済学)
金成垣[キムソンウォン]
東京大学大学院人文社会系研究科教授、博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



