出版社内容情報
現代のベネズエラにおいては、政治紛争や米軍侵攻といった危機的な側面に関するテーマが多く取り上げられるが、それだけでは社会の動態や歴史の重み、人びとの暮らし、文化の活力は見えてこない。ベネズエラという国の多様性を、歴史・政治・経済・社会・文化の諸相から立体的に描き出した唯一無二の一冊!
【目次】
はじめに
Ⅰ 恵みの大地――多様な自然と人びと
第1章 地形と気候――多彩な景観と資源が凝縮された恵みの大地
第2章 知られざる植物の魅力――メガダイバーシティの国
第3章 日本でも会える!? ユニークな動物たち――世界に誇れる生物多様性
第4章 人種・民族・移民――カフェ・コン・レチェの国の人びと
第5章 観光――恵みの大地への誘い
【コラム1】謎の閃光“マラカイボの灯台”を追う
Ⅱ 歴史の歩み――エルドラドから産油国民主主義へ
第6章 征服と植民――先住民社会の受難
第7章 オリノコ川のエルドラド伝説――黄金への執着か、それとも土地領有のレトリックか
【コラム2】ベネズエラの真珠は南米の最初の富だった
第8章 過疎の地から優良農業植民地へ――独立運動に至る社会の形成
第9章 アフロ系逃走/闘争者(シマロン)の反乱――隷属に抗う
第10章 独立革命――シモン・ボリバルの栄光と挫折
第11章 世界を駆け抜けた4人の啓蒙思想家――ミランダ、ロドリゲス、ベジョ、ボリバル
第12章 2つの国歌――「勇敢なる民に栄光あれ」と「平原の魂」
【コラム3】『身だしなみのススメ』――ベネズエラの福澤諭吉が説くマナーと礼節の市民的修養
第13章 戦乱の19世紀――カウディージョの時代(1830~1908)
【コラム4】最後のカウディージョ――フアン=ビセンテ・ゴメス
第14章 自由を求めて――石油国家の民主主義(1908~1958)
第15章 ベネズエラ型二大政党制の発展と限界――石油国家の民主主義(1958~1989)
【コラム5】歩く民主主義とハリントン・ジャケット
第16章 プントフィホ体制の崩壊――空転する政治と国家(1989~1999)
Ⅲ 21世紀の政治――「革命」の理想と暗転
第17章 21世紀の国際関係――米国覇権への挑戦と石油外交の終焉
第18章 選挙から見るチャベス派時代の政治――参加民主主義の実験とカリスマ支配の矛盾
【コラム6】ウゴ・チャベスの政治スタイル
第19章 マドゥロ政権の独裁と破局――制裁による経済破綻と体制延命の構造
第20章 ミシオンの理念と現実――チャベス派政権下の社会開発政策
第21章 医療をめぐる人びとの実践――健康と命をつなぐための創意工夫
第22
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