内容説明
今やロシアもベネズエラもキューバを援助する余裕はない。また、米国オバマ政権が進めたキューバとの関係改善は一時的な現象に終わり、トランプ政権はキューバに対する圧力を強めている。しかも、国内の改革はあまり進んでいない。気の毒なことに、その間にも国民の困窮化は更に進む。どこかで国のあり方を改めなければ、国民の苦しみはますます深くなり、長引くことが懸念される―(「おわりに」より)
目次
第一章 苦しむ国民
第二章 行き詰まる経済
第三章 小出しの改革
第四章 異論を許さない政治
第五章 難しい対米関係
第六章 厳しい将来
著者等紹介
平田健治[ヒラタケンジ]
高校生の頃に読んだワルトハイム国連事務総長『世界で最も厄介な仕事―平和のための挑戦』(1980年、サイマル出版会)に感激して外交官を目指し、1986年に外務省に入省。その後、本省、スペイン、ペルー、国連、メキシコ、EU、UAEの大使館や日本政府代表部で勤務、在マイアミ総領事、駐キューバ大使などを経験。ペルーでは妻と共に大使公邸占拠事件に遭遇。主たる関心地域は中南米(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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お抹茶
4
著書は元キューバ大使。制度の機能不全を明らかにする。外貨を入手できない国民の食料事情は急激に悪化。夏は毎日のように停電。共産党政権は責任を米国の経済封鎖に擦りつけるばかりで,国外への流出は激増し労働力不足は深刻。複雑怪奇な通貨制度は国民から全く信用されていない。安価な公共利金は,減価著しいペソで徴収し,外貨で燃料や設備を輸入するため財政赤字拡大を招くが,値上げは耐乏生活に苦しむ国民を刺激する。国民生活への国家の深い関与,諦観,反対派は海外に流出しリーダーもない状態で,反体制の弱さと革命体制の強さは対照的。2026/09/15




