出版社内容情報
パンダや麻辣のイメージを超え、西南シルクロードの起点からDXの最前線として進化する四川・重慶。歴史の激動、多様な民族、災害復興の歩みなど、「天府の国」のリアルを多彩な視点から記録する。マクロな中国論では捉えきれない地域の深層へ、独自の切り口で迫る決定版。
【目次】
はじめに――中華とチベットが接する四川・重慶地域
Ⅰ 自然と風土
第1章 四川・重慶の地理――東西で異なる自然
第2章 四川・重慶を旅した人々――イザベラ=バードと近代日本人
Ⅱ 民族
第3章 四川漢族と四川方言――元・明代以降の移民とその言語
第4章 客家――際立つ漢族の多様性
【コラム1】「広東人」と客家
第5章 少数民族とその言語――非漢系民族・言語の広がり
第6章 「藏羌彝走廊」と少数民族――チベット高原東端を南北に移動した人々
第7章 四川のチベット族――チベット文化圏とその周縁
第8章 四川のチャン族――古代「羌」の末裔たち
第9章 俄亜ナシ族とモソ人――女国文化帯を生きる
第10章 涼山イ族――誇り高き山の民
第11章 西南シルクロード――「蜀身毒道(四川・インドルート)」から茶葉の道へ
Ⅲ 歴史1 巴蜀から清まで
第12章 巴と蜀――文献と考古の狭間で
【コラム2】三星堆(サンシンドォイ)遺跡
第13章 秦王?政――統一秦と巴蜀
【コラム3】都江堰の開発
第14章 三国の蜀――蜀(蜀漢)の歴史
【コラム4】『三国志』と『三国志演義』
第15章 宋元時代の四川・重慶地方――巴蜀から四川へ、国家西南の一地方としての変質
第16章 明清時代の四川――移住民の時代
【コラム5】蜀の虎と民間信仰
Ⅳ 歴史2 清末民初から1950年代まで
第17章 重慶開埠――列国の中国進出と重慶
第18章 辛亥革命――四川保路運動から辛亥革命へ
【コラム6】哥老(かろう)会
第19章 四川軍閥――辛亥革命から軍閥体制の確立へ
第20章 西康省の成立とその後――蒙蔵委員会
第21章 紅軍長征――毛沢東は四川省で権力を手にした
第22章 陪都重慶――日中戦争と国共内戦を戦った臨時首都
【コラム7】重慶爆撃
第23章 重慶交渉――有名無実な妥結
Ⅴ 歴史3 人民共和国
第24章 建国から大躍進まで――「天府の国」の飢饉
【コラム8】『私は中国の地主だった』
第25章 文化大革命――暴政



