みんぱく特別研究「ポスト国民国家時代における民族」シリーズ<br> 国家と民族の行方―制度と実践がもつれ合う現在

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みんぱく特別研究「ポスト国民国家時代における民族」シリーズ
国家と民族の行方―制度と実践がもつれ合う現在

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  • サイズ B5判/ページ数 376p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750361079
  • NDC分類 316.8
  • Cコード C0339

出版社内容情報

国民国家の枠組みが揺らぐ「ポスト国民国家時代」において、民族はいかなる変容を遂げているのか。台湾の先住民認定から欧州の移民問題まで、国家による管理と個人の帰属意識の相克を現場の視点から検証。境界を越え再編されるアイデンティティの諸相を浮き彫りにし、共生の未来を展望する。


【目次】

成果刊行について



序論 ポスト国民国家と民族の再編――国家の制度と集団の実践から考える[野林厚志]

 1 なぜいま「ポスト国民国家」と「民族」なのか

 2 民族概念の整理――二〇世紀後半の転換と日本の文脈

 3 ポスト国民国家時代の民族の諸相と再編

 4 本書の内容

 5 結語――国家を問い直すための「民族」



第1章 「番」から先住民族へ――一八九〇~一九五〇年代の台湾における民族学、植民地主義と国家[陳偉智/野林厚志訳]

 1 前言

 2 分割統治としての植民地支配

 3 植民地民族学による民族分類

 4 民族分類・アイデンティティ・自治

 5 結論



第2章 UNDRIP時代の先住民族――台湾の「平埔原住民族」の身分認定の課題[野林厚志]

 1 緒言

 2 法定原住民族と平埔族

 3 原住民族委員会の平埔族に対する認識

 4 平埔原住民族群身分法草案とそのインパクト

 5 考察

 6 結語



コミュニケーション1 国家による民族の認識と管理――コスタリカの場合[額田有美]

 1 台湾の先住民族をめぐる「国家による民族の認識と管理」

 2 コスタリカの事例から考える「国家による民族の認識と管理」



第3章 ブミプトラとは何か?――マレーシアにおける公定民族カテゴリーの曖昧性と階層性[左右田直規]

 1 はじめに

 2 マレーシアとブミプトラ

 3 ブミプトラ優遇政策の展開

 4 公定民族カテゴリーとしてのブミプトラ――概念としての曖昧性と諸集団間の階層性

 5 ブミプトラとは何か?



第4章 オラン・アスリはブミプトラなのか?――マレーシアにおける先住民優遇政策と民族の分類をめぐって[信田敏宏]

 1 はじめに

 2 多民族国家マレーシア

 3 オラン・アスリ

 4 ブミプトラ政策

 5 オラン・アスリ政策

 6 オラン・アスリはブミプトラなのか?

 7 おわりに



コミュニケーション2 サバ州で土地の子について考える[上田達]

 1 はじめに

 2 サバ州の民族構成

 3 「かれら」と「わたしたち」

目次

序論 ポスト国民国家と民族の再編―国家の制度と集団の実践から考える(野林厚志)
第1章 「番」から先住民族へ―一八九〇~一九五〇年代の台湾における民族学、植民地主義と国家(陳偉智)
第2章 UNDRIP時代の先住民族―台湾の「平埔原住民族」の身分認定の課題(野林厚志)
コミュニケーション1 国家による民族の認識と管理―コスタリカの場合(額田有美)
第3章 ブミプトラとは何か?―マレーシアにおける公定民族カテゴリーの曖昧性と階層性(左右田直規)
第4章 オラン・アスリはブミプトラなのか?―マレーシアにおける先住民優遇政策と民族の分類をめぐって(信田敏宏)
コミュニケーション2 サバ州で土地の子について考える(上田達)
第5章 Unruly〔統治されない〕―オーストラリア先住民の平等主義と差異化の動態(アンソニー・レドモンド)
第6章 オーストラリア先住民のイメージの生成―二〇二三年の国民投票におけるソーシャルメディア・キャンペーン(平野智佳子)
コミュニケーション3 オーストラリアにおける不平等と権力の政治―レドモンド論文と平野論文への応答(ダイアナ・マッカーシー)
第7章 ソロモン諸島で民族について考える―国家による統治とローカルな集団帰属意識のあいだ(藤井真一)
第8章 ソロモン諸島におけるマライタ―多民族的な国民国家における反逆的な州か?(ロドルフォ・マッジオ)
コミュニケーション4 太平洋諸島におけるサブリージョナリズムの台頭と地域国際関係の変容(黒崎岳大)
第9章 エスニシティと言語継承―なぜことばを継承するのか、しないのか(谷口ジョイ)
第10章 カラコラム・ヒンドゥークシの諸民族意識を言語から(吉岡乾)
コミュニケーション5 国家、民族、言語―多言語社会が我々に教えてくれること(木本幸憲)
第11章 フランス共和国モデルとエスニシティ―アフリカ移民問題をめぐって(一九四五~二〇二四)(イヴ・シャルビ)
第12章 近代バルカンにおける民族意識形成についての考察―ブルガリアとルーマニアの事例から(新免光比呂)
コミュニケーション6 民族の生成と隠蔽(三島禎子)

著者等紹介

野林厚志[ノバヤシアツシ]
国立民族学博物館・総合研究大学院大学教授。東京大学大学院理学系研究科博士課程中退。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員、国立民族学博物館助手、准教授などを経て現職。専門は人類学、フォルモサ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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