富裕税入門―なぜ資産に課税しないのか 富の格差是正のために

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富裕税入門―なぜ資産に課税しないのか 富の格差是正のために

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  • サイズ A5判/ページ数 200p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750359748
  • NDC分類 345.5
  • Cコード C0033

出版社内容情報

世界各国で富の格差が広がるなか、それに歯止めをかける手段としての富裕税に関心が高まっている。第一線の論者たちが国際的な知見をもとに多角的に検討し、不公平税制の是正にとどまらず、日本において富裕層の資産に課税する富裕税の導入を提起する。


【目次】

 本書刊行に寄せて[ガブリエル・ズックマン]

 はじめに[醍醐聰]



第1章 貧困と格差が拡大する日本社会[宇都宮健児]

 1 貧困と格差が拡大する日本社会

 (1)高い相対的貧困率

 (2)このところの物価高騰で生活に困窮している人が急増している

 2 日本社会で貧困と格差が拡大してきている要因

 (1)社会保障の貧困

 (2)労働の貧困

 (3)不公正な税制



第2章 なぜ富裕税なのか[醍醐聰]

 1 増加する財政需要に見合う新たな安定財源の必要性

 (1)高齢化に追いついていない介護関連の歳出

 (2)需要に追いつかない子育て支援――学童保育の場合

 2 税の財源調達機能からの検討

 (1)増税できない日本でよいのか?

 (2)国債費で税収の45%が消える時代が迫っている

 (3)事実に反する国債増発無害論

 3 所得税増税の限界

 (1)所得格差を凌駕する資産格差

 (2)資産格差は所得格差と連動していない

 4 消費税か、富裕税か?

 (1)世代内と世代間の負担の公平

 (2)税収規模と税の公平負担から見た比較

 5 富裕税の制度設計

 (1)私案と税収試算

 (2)配当所得の源泉となる企業の留保利益への課税も

 6 富裕税への抵抗にどう向き合うか?

 (1)財産権を盾にした原理主義的抵抗

 (2)居住用不動産をめぐる財産権と課税権

 7 富裕税根拠論のアップデート

 (1)結果の不平等と機会の不平等

 (2)応益説の思想史――ルソーとスミス

 (3)特恵に着目したシーヴ=スタサヴェージの富裕層課税論

 8 検証――機会の不平等と結果の不平等のリンケージ

 (1)富裕層は金融所得等の分離軽課の特典を享受してきた

 (2)保有不動産に対する逆進課税

 (3)市街地開発の外部効果の享受

 (4)富の格差是正に寄与しない相続税

 (5)富の公的な相続に寄与する富裕税



第3章 富裕税は机上の空論か?――富裕税の実現可能性を考える[近藤克彦]

 はじめに――昭和の富裕税

 1 富裕税の必要性

 (1)相続税節税の対応策

 

内容説明

富の集中を減少させる超富裕層への効果的な課税策。

目次

第1章 貧困と格差が拡大する日本社会(宇都宮健児)(貧困と格差が拡大する日本社会;日本社会で貧困と格差が拡大してきている要因)
第2章 なぜ富裕税なのか(醍醐聰)(増加する財政需要に見合う新たな安定財源の必要性;税の財源調達機能からの検討 ほか)
第3章 富裕税は机上の空論か?―富裕税の実現可能性を考える(近藤克彦)(富裕税の必要性;富裕税の実現可能性 ほか)
第4章 富裕税に関する国際的な動きと論調(合田寛)(富裕税をめぐる新しい動向;富裕税を押し進める新しい展開 ほか)
第5章 富裕税の可能性を考える(三木義一;成田元男)(富裕税構想の中核;ズックマン富裕税構想と日本の税制)

著者等紹介

宇都宮健児[ウツノミヤケンジ]
1946年生まれ。東京大学法学部中退、弁護士、一般社団法人反貧困ネットワーク理事長、公正な税制を求める市民連絡会共同代表

醍醐聰[ダイゴサトシ]
1946年生まれ。1974年、京都大学大学院経済学研究科博士課程中退。名古屋市立大学経済学部助手・専任講師・助教授、京都大学経済学部助教授を経て、東京大学経済学研究科教授。2010年、同研究科定年退職。経済学博士(京都大学、『公企業会計の研究』)。現在、東京大学名誉教授。専攻は財務会計論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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