内容説明
寄付をすれば気が済むだろうか?だが、その子の食べ物を奪ったのは、あなたなのだ。あなたもまた、この帝国の一員なのだから。ジェノサイド、奴隷制、植民地主義は、西洋を築いた礎石であった。これらの負の遺産は白人至上主義を通じて富と不平等を形成、なおも新植民地主義を推し進めている。現代の帝国をグローバルな視座から問い直す根源的な試み。
目次
序章 帝国の論理
第1章 「我は白人である、ゆえに我あり」
第2章 ジェノサイド
第3章 奴隷制
第4章 植民地主義
第5章 新時代の夜明け
第6章 非白人の西洋
第7章 帝国民主主義
第8章 鶏はねぐらに帰ってくる
著者等紹介
アンドリューズ,カィンディ[アンドリューズ,カィンディ] [Andrews,Kehinde]
社会学・カルチュラルスタディーズで博士号取得。現在バーミンガム・シティ大学教授。イギリス、そしてヨーロッパで初めて設立された黒人研究科を主導している。ブラック・ユニティのハランビー組織の議長を務めており、Make in Plainの編集長でもある
荒木和華子[アラキワカコ]
新潟県立大学国際地域学部教授
渡辺賢一郎[ワタナベケンイチロウ]
中央大学文学部兼任講師、東洋大学人間科学総合研究所客員研究員
上林朋広[カンバヤシトモヒロ]
甲南大学文学部英語英米文学科講師
苧野亮介[オノリョウスケ]
一橋大学社会学研究科博士後期課程(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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