出版社内容情報
阪神・淡路大震災から30年。震災を知らない世代へ1.17を風化させず、教訓を継承するため、兵庫県教職員組合と兵庫教育文化研究所が中心となり、被災体験や心のケア、避難児童の受け入れ、防災教育のあり方について、現場教員や研究者、当事者の声を集成。
【目次】
はじめに
予測困難な時代を乗り越える[森戸卓也]
第1部 「語り」を「継ぐ」
被災体験を語り継ぐ意味[諏訪清二]
○あのとき
鷹取中学校避難所から始まった防災教育との関わり[中溝茂雄]
ともに生きる[金錫孝]
神楽の230日[菅正男]
○継ぐ
震災から得た教訓――自分事として捉える[長谷川元気]
つながり、つなぐ、そして[米津勝之]
○教育実践記録1
精道小学校の防災教育のとりくみ――語り継ごう いのちの大切さと人のつながり[高見里奈]
○1.17追悼の夕べ
ママの笑顔に想いをのせて――私の阪神・淡路大震災&
30年間のこと[高井千珠]
第2部 いのちを守る
いのちを守る[諏訪清二]
○震災シンポジウム
子どもと災害にどうむき合うか――もし2030年に巨大地震が起きたら?
はじめに[大森直樹]
1 1.17発災10年と24年の教育実践から[永田守]
2 能登半島地震の被災校の支援から[三村理加]
3 3.11発災3~14年の被災校の取材から[白石草]
4 原発災害を忘れないことと受け入れ教育[三村理加・白石草・永田守]
結びにかえて[大森直樹]
幼な子を守るために[塩津恵理子]
いのちを守る――大切ないのちを預かる重み[柴ひろ]
私にできること[髙光愛恵]
「知る」ことで守れるいのちがあるから[服部征司]
私にとっての防災教育[金戸竜]
○教育実践記録2・3・4
地域とつながる防災教育――佐用町の水害から学ぶ[山口清太]
自分と大切な人のいのちを守ろう――生き残るためにできることを考える[中村英文]
子どもが自分事として考える防災――富田地区の防災意識を高めよう[明井真宏]
第3部 心に寄り添う
防災教育と一体的にすすめる「心のケア」――平時に「心のケア」ができる学校に[冨永良喜]
優しい春の光のような[古川香世]
○震災・学校支援チーム(EARTH)のとりくみ
心のケアを語り継ぐ――EARTH員として[三村理加]
被災経験のない私が、震災にむき合う時[中玉利展子]
防災教育と心の教育
目次
第1部 「語り」を「継ぐ」
第2部 いのちを守る
第3部 心に寄り添う
第4部 受け入れる
提言
資料編
著者等紹介
諏訪清二[スワセイジ]
兵庫県立大学客員教授・防災教育学会会長
冨永良喜[トミナガヨシキ]
兵庫県立大学名誉教授・兵庫教育大学名誉教授
桂正孝[カツラマサタカ]
大阪市立大学名誉教授
泉雄一郎[イズミユウイチロウ]
元兵庫県教職員組合執行委員長
大森直樹[オオモリナオキ]
東京学芸大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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