出版社内容情報
「人権」概念は自然権やフランス革命に起源を持つものだという通説を打破し、第二次世界大戦以降に様々な「政治的ユートピア」の倫理・道徳の破綻によって国際的な規範として形成された、という画期的な論考。注目される気鋭の法学者の重要書、待望の邦訳。
目次
序章
第一章 人権以前の人道
第二章 誕生が死を意味する
第三章 なぜ反植民地主義は人権運動ではないのか
第四章 闘いの純粋性
第五章 国際法と人権
終章 モラルの重荷
著者等紹介
モイン,サミュエル・A.[モイン,サミュエルA.] [Moyn,Samuel Aaron]
現職:イェール大学教授(歴史学)。コロンビア大学、ハーヴァード大学教授を歴任。最終学歴:カリフォルニア大学バークレイ校Ph.D。ハーヴァード・ロー・スクールJ.D。ワシントン大学(セントルイス)B.A。専門領域:国際法、ヨーロッパ近現代思想史、ユダヤ研究
楊懿之[ヨウイシ]
最終学歴:名古屋大学大学院国際開発研究科博士後期課程在籍中。神戸大学大学院国際協力研究科修了 修士(法学)。西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻卒業(文学士)。専門領域:開発法学
四本健二[ヨツモトケンジ]
現職:神戸大学大学院国際協力研究科教授。カンボジア王立経済法科大学客員研究員(2003‐2004)。最終学歴:名古屋大学大学院国際開発研究科博士後期課程修了 博士(学術)。名古屋大学大学院国際開発研究科博士前期課程修了 修士(学術)。関西学院大学法学部政治学科卒業。専門領域:開発法学、カンボジア法。受賞歴:カンボジア王国サハー・メットライ勲章オフィシエ(2007)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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