目次
一 水辺と日本人
二 山海に暮らして一万年
三 海が水辺をつくった
四 内陸の湖を蹴裂いた
五 自然の上に海辺の低湿地を拓いた
六 水辺は遊び庭
七 水辺のニワがすまいになった
八 水辺がすまいを進化させた
九 水辺から都市が生まれた
一〇 劇場は都市の水辺の遊び庭
一一 海辺にもうひとつの都市があった
一二 山海の一大都市をつくった
ひとつの結語
著者等紹介
中岡義介[ナカオカヨシスケ]
建築学者、地域都市計画家。兵庫教育大学名誉教授。1944年神戸市生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、同大学院修了。工学博士。福井工業大学、佐賀大学、兵庫教育大学教授を歴任。その間、京都大学人文科学研究所非常勤講師、中国・中南工業大学客員教授、国立民族学博物館・国立歴史民俗博物館共同研究員、日本学術振興会サンパウロ研究連絡センター長などを兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
1
水辺と切れない国土 海が作り出した水辺 裸の悪食の水辺のサル 超雑食性が進歩の基盤 陸から海へ押し戻される 直立歩行の始まり 体毛喪失の理由 水中体温と皮下脂肪 貝や甲殻類の採集習慣 平らなユカとアシの発達 水辺は多機能センター 水辺文化→稲作文化 氷期と間氷期の周期 多様な民族の渡来 岬や半島の突端の遺跡 七千年続いた縄文文化 石による土地形成 クリークの多目的機能 小盆地の独自文化 変化する水辺文明 神話が事実と判明 鋳物師の水脈探知技術 都市水辺の劇場文化 寺社による海辺発展 埋立地と人工島都市2025/05/11