内容説明
現代人は誰しもデジタル技術と共に生きている。コンピュータが情報処理の道具に留まらず、世界を構成するアクターの一つとなった今、「空間」、「場所」、そしてそれらを取り扱う地理学はどう変容し、発展するのか。25のテーマから説き起こす「デジタル地理学」の手引き書。
目次
デジタル・ジオグラフィーズへの招待
第1部 デジタル空間(空間性;都市 ほか)
第2部 デジタル手法(認識論;データとデータインフラストラクチャー ほか)
第3部 デジタル文化(メディアと大衆文化;主体/主体性 ほか)
第4部 デジタル経済(労働;産業 ほか)
第5部 デジタル政治(開発;ガバナンス ほか)
著者等紹介
アッシュ,ジエームズ[アッシュ,ジエームズ] [Ash,James]
原著執筆当時、ニューカッスル大学(イギリス)上級講師。デジタルインターフェースの文化、経済、政治について検討している
キッチン,ロブ[キッチン,ロブ] [Kitchin,Rob]
原著執筆当時、アイルランド国立大学メイヌース校教授。20年以上にわたってデジタル地理学に関する研究に取り組んでいる
レシュチンスキ,アグニェシュカ[レシュチンスキ,アグニェシュカ] [Leszczynski,Agnieszka]
原著執筆当時、ウェスタン大学(カナダ)地理学科助教授。デジタル位置情報の商業化に伴う社会的・経済的・技術的変化について検討している
田中雅大[タナカマサヒロ]
東京都立大学都市環境学部地理環境学科准教授。2017年首都大学東京大学院都市環境科学研究科博士後期課程修了(博士(地理学))
二村太郎[フタムラタロウ]
同志社大学グローバル地域文化学部グローバル地域文化学科准教授。2008年ケンタッキー大学大学院博士課程修了(Ph.D.)
桐村喬[キリムラタカシ]
京都産業大学文化学部京都文化学科准教授。2010年立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了(博士(文学))
小泉諒[コイズミリョウ]
神奈川大学人間科学部准教授。2013年首都大学東京大学院都市環境科学研究科博上後期課程修了(博士(理学))(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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