内容説明
私たちは何を・なぜ知らないのか。私たちの“知らないこと”はいかに作られ、社会に何をもたらしているのか。近年盛り上がりつつある無知学(アグノトロジー)の本邦初の入門的ハンドブック。
目次
第1部 概論(無知学とは何か―その背景と課題;無知学の過去・現在・未来 ほか)
第2部 キーワード(特定された無知;意図的な無知/非意図的な無知 ほか)
第3部 日本の「無知学」(科学の国際性と研究の無害化―1950年代の放射線影響に関する知/無知の形成;動機としての無知―公害の場合 ほか)
第4部 「無知」の諸相(無知の権利;古代ギリシア哲学の「不知/無知」 ほか)
著者等紹介
鶴田想人[ツルタソウト]
1989年東京生まれ。大阪大学社会技術共創研究センター特任研究員。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。修士(学術)。専門は科学史・科学論
塚原東吾[ツカハラトウゴ]
1961年東京生まれ。東京学芸大学教育学部化学科修士課程修了、ライデン大学医学部にて博士号を取得。イギリス・ケンブリッジ大学ニーダム研究所にてポスドクフェロー、東海大学文学部助教授を経て、神戸大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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定義と類型: 無知 非知 戦略的無知 特定された無知 無知の社会的形成 無知の再生産 認識的不正義 学問的背景と理論: 無知学 アグノトロジー 科学技術社会論(STS) 科学史 学際的アプローチ 知識社会 哲学的基盤 形成メカニズム: 教育制度 メディア選別 文化的慣習 権力構造 社会的構造 情報統制 ナラティブ操作 影響と課題: 公共政策 医療無知 環境問題 ジェンダー不平等 社会的分断 情報格差 歴史的抑圧 克服への戦略: 批判的思考 教育改革 科学コミュニケーション 透明性確保 知る権利 社会的対話2025/03/30
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