出版社内容情報
ケニア沿岸南部でおこなわれているかご漁をとりあげ、個々の漁業者たちのさまざまな工夫や努力に着目し、それらがいかに資源利用のありかたに反映されているのかを考察する。ケニアの海に生きる人びとと自然とのかかわりの一端を描き出す。
目次
序章 かご漁からさぐる小規模漁業者たちの資源利用
第1章 ケニア沿岸南部の海村社会
第2章 漁業をとりまく自然・社会環境
第3章 漁場を選ぶ―操業形態と漁獲
第4章 かごをつくる―漁具の製作と改良の動き
第5章 餌を採る―漁業者たちの餌に対する期待と信頼
第6章 かごを沈める―魚群行動の予測と漁場利用
終章 かご漁の資源利用と持続可能性
付録1 各ユニットの活動状況
付録2 各ユニットの漁獲
著者等紹介
田村卓也[タムラタクヤ]
1985年まれ。総合研究大学院大学文化科学研究科単位取得退学。博士(文学)。現在、沖縄国際大学南島文化研究所特別研究員。専門は生態人類学と文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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