内容説明
ミソジニーに潜む“人種大交替”陰謀論を暴くとき。極右の中で白人の滅亡への恐怖は、女性の中絶を阻む意志へと直結している。超富裕層の資金を得てアメリカ政治で主流化し、欧州でも覇権を握りつつあるファシズムの最深部を、気鋭のフェミニスト・ジャーナリストが追う。
目次
第1章 イデオロギー―ファシストが考える女の居場所
第2章 過激論者―反中絶の極右たち
第3章 潜入―極右の政治を主流に運ぶネットワーク
第4章 同盟者―極右陣営に付く(一部の)女たち、伝統的な妻から反トランス活動へ
第5章 金―反中絶右派の資金源は誰なのか
第6章 政治家たち―極右はいかにして世界の政府を動かすのか
第7章 転換点―どちらの未来を私たちは選ぶのか
著者等紹介
ノリス,シャン[ノリス,シャン] [Norris,Si^an]
作家兼、調査報道ジャーナリスト。英国のByline TimesやopenDemocracyなど、さまざまな媒体で極右運動とその主流派への移行を取材。2012年にはブリストル女性文学フェスティバルを立ち上げ、8年間運営した。英国のフェミニズム運動の第一人者であり、男性による女性への暴力から移民の権利、貧困と不平等に至るまで、多岐に及ぶ執筆活動がThe Guardian、New Statesman、The iなど多くの新聞・雑誌に掲載されている
牟礼晶子[ムレアキコ]
独立行政法人内部翻訳・編集者を経て現在フリーランス翻訳者。女の空間NPO理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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