出版社内容情報
特集Ⅰ「障害学の回顧と展望――社会モデルの現在」では、障害学会第20回大会シンポジウムを採録。「社会モデル」に対する評価を軸に、今後の障害学の発展に寄与する理論的・実践的基盤について議論する。特集Ⅱでは、2023年に亡くなった立岩真也さんを追悼する。
目次
エッセイ(120万人のマイノリティ―社会的認知度を高めるために;女性視覚障害者が抱く外出への不安とささやかな願い ほか)
論文(Super‐diversity(超多様性)下における障害者と「共生」―移民研究と障害学の接点に着目して
子どもの障害への気づきから卒園までの母親の主観的経験とそこから考えられる保護者支援 ほか)
特集1 障害学の回顧と展望―社会モデルの現在(社会モデルと人権モデル―権利条約時代の障害学・再論;インターセクショナリティを意識した障害学研究のために ほか)
特集2 立岩真也さんを偲ぶ―立岩さんから受け取ったもの、立岩さんに今伝えたい思い(さよなら立岩くん。そしてたくさんの友へ。;意味への疎外に抗して―立岩真也と見田宗介 ほか)
書評(書評/二階堂祐子著『生きられた障害―障害のある人が、妊娠、出生前検査、親や子どもについて、語ったこと』;リプライ 受動的な「名としての障害」と能動的な意味形成を行う「生きられた障害」 ほか)