目次
1 ヒストリー/ストーリー(アジア系とは(1)―裁判と移民法にみる「アジア系」の境界(小田悠生)
アジア系とは(2)―センサスにおける分類の変遷(菅(七戸)美弥)
アジア系とは(3)―アメリカにおけるアジア系という共通アイデンティティ(佐原彩子) ほか)
2 ライフ/カルチャー(アジア系と排除の歴史―黄禍論を中心に(廣部泉)
アジア系とブラック・ライヴズ・マター運動―人種的階層性への加担とマイノリティ共闘への試み(和泉真澄)
アジア系とインターセクショナリティ―多様性だけで終わらせず、権力構造を見抜くには(エダハルキ) ほか)
3 ナショナル/トランスナショナル(アメリカと故郷を往来する言葉の文化―中国系移民の「家族の夢」を支えて(田中景)
アジア系の反帝国主義―アメリカとアジアをつなぐ革命の思想(松坂裕晃)
「慰安婦」メモリアルでつながるアメリカとアジア―日本軍性暴力問題を考え、行動するアメリカ市民たち(河庚希) ほか)
著者等紹介
李里花[リリカ]
中央大学総合政策学部教授。社会学博士。専門は、歴史社会学、移民研究、環太平洋地域研究。アメリカ移民の父と在日コリアンの母の下で日米を往復しながら育った。最近は日米のマイノリティをめぐるレイシズムとジェンダーの問題に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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