内容説明
日本の障害学の20年を振り返り、未来への道筋を切り拓く。障害学の理論的枠組み、障害の経験、政策への障害学の関与について、障害学会会員の多彩な執筆者たちがそれぞれの観点から論じる隣接領域研究者必読の一冊。
目次
第1部 障害の理論と研究(反優性と障害学―優政保護法の真の撤廃に向けて;障害から始まるが、障害では終わらない―批判的障害学によって拓かれ、繋がる領野;アメリカ障害学と日本への示唆 ほか)
第2部 障害の経験(経験を表すことばを作ること;障害のある女性が積み重ねてきた経験をたどる;移動と抵抗―小田さんの話 ほか)
第3部 障害の政治(自立生活運動の原点としての「青い芝の会」;専従介護の誕生―あるいは、脳性まひ者のエロスについて;障害者介護/介助における関係性についての議論の現在 ほか)