目次
1 古儀式派文献におけるロシアの統治者の形象(一七世紀教会改革以降)
2 古儀式派文化における聖歌
3 ハクストハウゼンが出会った古儀式派の人たち―一八四〇年代前半
4 一九世紀後半の古儀式派資本家による芸術メセナ
5 「オポーニアの島々」における白水境―ウラル・コサックの日本への旅
6 日露戦争と古儀式派教徒―宗教寛容令以前のロシア帝国における兵士の信仰実践
7 全ロシア古儀式派農民大会(一九〇六年二月)における土地問題に関する議論と大会決定の意義
8 二〇世紀前半の中国アルタイ地方における古儀式派教徒の戦争参加
9 ロシア「在外同胞者移住促進国家プログラム」による古儀式派教徒の移住―ロシア極東地方南部を中心に
補章 ウクライナの古儀式派ゆかりの地ベーラヤ・クリニーツァを巡る角逐
著者等紹介
伊賀上菜穂[イガウエナホ]
1969年生。博士(言語文化学)(大阪大学)。中央大学総合政策学部教授。専門は民族学、文化人類学、ロシア史
阪本秀昭[サカモトヒデアキ]
1948年生。博士(文学)(早稲田大学)。天理大学名誉教授。専門はロシア・シベリア近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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