内容説明
検索に潜むバイアスを暴き出す。黒人女性をポルノとして表象し、偏見や差別を拡大させるグーグル検索。アルゴリズムはなぜ人種的・ジェンダー的不平等を再生産し続けるのか。批判的人種理論、フェミニズム理論、ジェンダー研究、情報科学などを横断しながら、テクノロジーの中立性・客観性を問いなおす。
目次
第1章 検索する社会
第2章 黒人の女の子を検索する
第3章 人々とコミュニティのための検索
第4章 検索エンジンからの保護を求めて
第5章 社会における知識の未来
第6章 情報文化の未来
結論 抑圧のアルゴリズム
著者等紹介
ノーブル,サフィヤ・U.[ノーブル,サフィヤU.] [Noble,Safiya U.]
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)教育・情報学部教授、同大学UCLA批判的インターネット研究センター(C2i2)共同創設者およびファカルティ・ディレクター、オックスフォード大学オックスフォード・インターネット研究所研究員。21年、アルゴリズムによる差別についての研究により、マッカーサー基金の奨学金(通称「天才賞」)受賞者に選出。2022年、NAACPアーチウェル・デジタル公民権賞の第1回受賞者に選出
大久保彩[オオクボアヤ]
2019年、東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。修士(文化人類学)
前田春香[マエダハルカ]
京都大学特定研究員。東京大学大学院学際情報学府博士前期課程修了。修士(学際情報学)。専門は哲学・倫理学。論文に「アルゴリズムの判断はいつ差別になるのか―COMPAS事例を参照して」(『応用倫理』第12号)など。当該論文は2021年度第37回電気通信普及財団の学際研究学生賞(奨励賞)を受賞
左倉統[サクラオサム]
東京大学大学院情報学環教授、理化学研究所革新知能統合研究センター・チームリーダー。もともとの専攻は霊長類学だが、現在は科学技術と社会の関係についての研究考察が専門領域。人類進化の観点から人類の科学技術を定位することが根本の関心(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
owlsoul
いとう・しんご
Bevel
古民家でスローライフ
しき




