内容説明
10代から50代まで、職業も人種もジェンダー表現もさまざまなノンバイナリーたちが、自身を率直に語る回想録。
目次
第1部 ジェンダーとは何だろうか?(煙のなかのカタルシス アレックス・スティット;自分自身を脱構築する リーヴァイ・S・ゴヴォーニ ほか;コアトリクエ フェイ・ヘルナンデス;マイカルマイカル“МJ”ジョーンズ;私のジェンダークィアバックパック メリッサ・L・ウェルター;スクリムショー レイ・セオドア)
第2部 可視性―立ち上がること、そして目立つこと(それより前からジェンダークィアでいること ジェニー・ビーミン;トークンの一日 サンド・C・チャン;超可視性 ヘイヴン・ウィルヴィッチ;過酷な迷路で新風を巻き起こす キャメロン・アッカーマン;命の脅迫 ジェフリー・マーシュ;ジェンダークィアなだけで脅威ではない ジェイス・ヴァルコア)
第3部 コミュニティ―私たちの居場所を作ること(私は何者だろうか? CK・コームス;信仰をめぐる考察 ジェイ・ウェア;あなたのニブリングだとカミングアウトする―知り合いみんなにジェンダークィアだと話して何が起こったか シンクレア・セクスミス;紫のマニキュア ジェイミー・プライス;地図にない道―アジェンダーの10代を育てて アビゲイル;名前はいつも変わらない ケイティ・クーンス)
第4部 トランスとして十分であること―表現し、違いを明確化する(小文字のQ キャル・スパロウ;傍観者でいることに甘んじてはいけない スージー・チェイス;あなたには私が見える ブライアン・ジェイ・イーリィ;服がジェンダーとジェンダークィアを作る オーブリ・ドレイク;カササギの飛翔 アダム“ピカピカ”スティーブンソン;私の風景のなかのよそ者 s・e・スミス)
第5部 二元性を再定義する―ジェンダーの矛盾と可能性(ふたつではない エイブリー・エリクソン;キッチンシンク・ジェンダー ニノ・シプリ;パンクで育つことがジェンダー・ノンコンフォーミングとして生きることを教えてくれた クリストファー・ソト;ゆりかごでおやすみ、バイナリー ジュールス・デラクルーズ;ジェンダーを探す旅に出て、また元の場所に戻る コーリー・マーティン=デイモン;ノン/バイナリーを再考する イーライ・アーリック)
著者等紹介
ラジャノフ,マイカ[ラジャノフ,マイカ] [Rajunov,Micah]
ライター、研究者であり、活動家。2011年からノンバイナリーのための情報を発信するサイト「genderqueer.me」を運営している。マイカ自身の性別移行のストーリーは、主要な出版物や長編ドキュメンタリーで紹介されてきた
ドウェイン,スコット[ドウェイン,スコット] [Duane,Scott]
作家、活動家であり、クィアのトランス男性。トランスの声が聞こえてくるリソースやスペースを作ることに力を注いでいる
山本晶子[ヤマモトアキコ]
翻訳家。成蹊大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。