難民―行き詰まる国際難民制度を超えて

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難民―行き詰まる国際難民制度を超えて

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750356259
  • NDC分類 329.21
  • Cコード C0036

内容説明

世界の強制避難民の数は1億人を超え、難民の約90%は発展途上国に留まり、難民生活は平均10年以上といわれる。破綻した難民保護制度の中、「難民」について世界と日本は何をすべきなのか、何ができるのか。自助努力を支援するアプローチ・受け入れ社会への貢献、出身国の再建を可能にするオルタナティブなビジョンを提示した論争の書、待望の邦訳!

目次

第1部 なぜ危機は起こるのか(世界的な混沌;難民制度の変遷;大混乱)
第2部 再考(倫理を再考する―救済の義務;避難所を再考する―すべての人に手を差し伸べる;難民支援を再考する―自立を回復するために;紛争後を再考する―復興の促進;ガバナンスを再考する―機能する制度とは)
第3部 歴史を変える(未来への回帰)

著者等紹介

ベッツ,アレクサンダー[ベッツ,アレクサンダー] [Betts,Alexander]
オックスフォード大学の強制移住および国際問題の教授で、30代で同大学難民研究センターの所長。UNHCRや幾つもの国際機関や政府のコンサルタントとして働いた経験がある。2016年には世界経済フォーラムのYoung Global Leaderに、またForeign Policyによって世界のトップ100人のGlobal Thinkersの一人に選ばれている

コリアー,ポール[コリアー,ポール] [Collier,Paul]
オックスフォードのセントアントニーズカレッジの経済学教授。世界銀行を経て、開発経済学の世界的な大家。著書The Bottom Billion(邦訳『最底辺の10億人』)は、ライオネル・ゲルバー賞、外交問題評議会のアーサー・ロス賞、コリン・プライズなどを受賞

滝澤三郎[タキザワサブロウ]
東京都立大学大学院社会科学研究科・カリフォルニア大学バークレー経営大学院修了(法学修士・MBA)。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)等を経て、東洋英和女学院大学名誉教授。専門は、難民問題、日本の難民政策

岡部みどり[オカベミドリ]
東京大学大学院総合文科研究科国際社会科学博士課程修了。博士(学術)。上智大学法学部国際関係法学科教授。国際連合大学Academic Programme Associate(Peace and Governance Programme)、ケンブリッジ大学国際関係研究所客員研究員などを経て現職。また、この間、オックスフォード大学移民研究所(COMPAS)客員研究員、ジョンズホプキンス大学政治学部客員研究員などを歴任。専門は国際関係論、人の国際移動研究、地域統合(主にEU)研究

佐藤安信[サトウヤスノブ]
ロンドン大学高等法学研究所(法学博士)、ハーバード・ロースクール(LL.M)。早稲田大学アジア太平洋研究センター特別センター員、元東京大学教授(大学院「人間の安全保障」プログラム)、同大学院附属グローバル地域研究機構持続的平和研究センター長。日本および、ニューヨーク、アムステルダム、ブラッセルで法律事務所弁護士、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)法務官、国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)人権担当官、欧州復興開発銀行(EBRD)弁護士

杉木明子[スギキアキコ]
英国エセックス大学大学院政治学研究科博士課程修了、政治学博士(Ph.D.)。神戸学院大学法学部専任講師、同助教授、同准教授、同教授を経て、2018年より慶應義塾大学法学部教授

山田満[ヤマダミツル]
東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学(博士「政治学」神戸大学)。埼玉大学教養学部教授などを経て、現在早稲田大学社会科学総合学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

19
原著は2017年刊。本書の主な主張は、難民支援について従来のキャンプ収容型の人道支援モデルから、難民自身の自立と雇用を重視した経済参加のモデルへの転換。時期的にシリア難民に対する欧州の対応にも紙幅を割いている。◇メディアでは命からがら欧州へ避難してきた難民がクローズアップされるが、南側の開発途上国に残る90%の難民は忘れられている。難民に働く機会を与え...地域開発のアプローチ...相互利益の原則に基づいて...等、書かれていることは御尤も。◆難民は増え続ける。成功モデルを積み重ねていくしかない。2024/07/05

zoe

17
戦争などから逃れた難民を、難民キャンプにとどめるか、経済移民として自立させるか。メルケルドイツは全面的に受け入れを表明するも、フリーライドする国多数。その後キャパオーバー。EUを目指す難民はトルコ止め。この時、慌てた難民は、無理をして溺死、トルコはドイツより資金を得、ドイツは難民受け入れ政策を取り下げることなく対面を保つ。難民は道徳的に全面的に受け入れるべきであるが、その考え方では受け入れ主体責任がなくなり、受け入れが無いものと同じとなる。よって、自分のできることを持ち出しあって難民を受け入れるのがよい。2023/12/10

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