出版社内容情報
明治以降、日本の俳句は翻訳と紹介の時代を経た後にドイツ語圏の一般の人々に知られるようになる。本書は、ドイツにおける俳句受容の歴史から文化的背景を解説すると同時に、古典から現代までの日独両言語による俳句の具体例と「季節の詩」の紹介を加えた「ドイツ俳句歳時記」といえる一冊。
目次
序論―ドイツの俳句事情(日・独)
第1章 ドイツ俳句概観 異文化間の総合―ドイツにおける日本の俳句
第2章 ドイツ語俳句・小史
第3章 ドイツ歳時記の試み―ドイツ語俳句を手がかりとして
第4章 現代ドイツ語俳句選集―独日。100の作品。
第5章 オーストリア俳句への道
第6章 ドイツ連歌とカール・ハインツ・クルツ
第7章 独訳された現代日本の俳句
第8章 四季の詩“独・日”45の詩
著者等紹介
竹田賢治[タケダケンジ]
1946年兵庫県生まれ。1975‐2017年神戸学院大学・人文学部に勤務。現在、名誉教授。所属機関:日本独文学会/日本比較文学会/ドイツ俳句協会(ドイツ)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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