戸籍と国籍の近現代史―民族・血統・日本人 (新版)

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  • サイズ 46判/ページ数 392p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750355870
  • NDC分類 324.87
  • Cコード C0036

内容説明

“日本的差別”の深層構造。戸籍はいかにして誕生し、国籍とどのように結びついて「日本人」を支配し操作してきたのか。選択的夫婦別姓、同性婚、重国籍、マイナンバー等をめぐる近年の議論も踏まえつつ、法が日本社会に何をもたらし、その存在意義がどこにあるのかを改めて問う重要作。ロングセラー待望の増訂版。

目次

はじめに
第1章 戸籍とは何か―「日本人」の身分証明
第2章 国籍という「国民」の資格―日本国籍と戸籍の密接性
第3章 近代日本と戸籍―「日本人」を律する家
第4章 植民地と「日本人」―戸籍がつかさどる「民族」「国籍」「血統」
第5章 戦後「日本人」の再編―「帝国」解体と「帝国臣民」の戸籍と国籍
第6章 戸籍と現実のねじれ―開かれた制度となるには
おわりに―「民族」「血統」「国籍」というフィクション

著者等紹介

遠藤正敬[エンドウマサタカ]
1972年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。専門は政治学、日本政治史。現在、早稲田大学台湾研究所非常勤次席研究員。宇都宮大学、埼玉県立大学、東邦大学等で非常勤講師。著書に、第39回サントリー学芸賞を受賞した『戸籍と無戸籍―「日本人」の輪郭』(人文書院)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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