目次
1 ことばを読む
2 暮らしを知る
3 歴史をたどる
4 社会を考える
5 芸術を楽しむ
6 明日へつなぐ
著者等紹介
上田広美[ウエダヒロミ]
東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。専攻はカンボジア語学
岡田知子[オカダトモコ]
東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。専攻はカンボジア文学
福富友子[フクトミトモコ]
上智大学・慶應義塾大学非常勤講師。東京外国語大学オープンアカデミー講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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awe
4
カンボジアについて歴史、風俗、政治経済等様々な切り口で知ることのできる入門書。アンコール王朝時代、フランス統治期を経て、独立、内戦、ポルポト体制の暗黒期へ。植民地化され、タイやベトナムに蹂躙されつつ、独裁者に大虐殺され、それでもなお前進し続ける市民には畏敬の念を抱かざるを得ない。◆言わずと知れた仏教国だが、かつてはヒンドゥー教国家であり、アンコール遺跡群にはヒンドゥー寺院も存在する。◆アンコールワットが有名なカンボジアだが、キリング・フィールドやS21のような場所にこそこの国の血塗られた歴史の実相がある。2025/02/08
源次/びめいだー
1
2023年4月発行の本。カンボジアについて理解を深めることができました。2024/05/22
やっちゃん
1
奥さんの生まれ育った国を知りたいと思い、GWから読み始めて、ようやく読了。 カンボジアの現代演劇を築いたニュオン・カンは「カンボジアの微笑み」について、こう分析している。「人と大地と水と空を共存させる自然から生まれた微笑みであり、カンボジア人の感性に仏教的な要素が加わって、純粋な心の底からわいてくる媚も飾りもない美しさが生まれた」 カンボジアと奥さんの微笑みに一目惚れした理由が分かった気がした。2023/07/11
やっちゃん
1
「真実を愛する者は、どのように強いられようとも、自分の命と同じくらい愛するものを捨てたことはない。自分の信念が弱まることを恐れるのは、弱い者の恐れることだ。強い者は信じれば信じるほど、常にますます強くなるんだ」 戯曲『アンコールの乙女プランサイラー』2023/07/06
takao
0
カンボジア人はインドから来たカンブ王子の子孫という神話がある。クメールが本来の民族名と考えられる。2024/11/07