目次
第1部 ジェンダー概念の諸相(“社会的な”性別とはいかなることか;近代成立期日本における「選挙権者」像と女性参政権;成人間の親密関係を尊重する法的仕組みの行方―エリザベス・ブレイクの最小婚姻を手がかりとして;ジェンダーデザインの視座―ジェンダー化するクルマとデザインの相互作用;“閾”を跨ぐこと―多和田葉子の小説を巡って)
第2部 労働・ケアの諸相(プロヴィジョニングの経済学―フェミニスト経済学の出発点とケア;「家事労働に賃金を!」戦略の再考―女性抑圧と階級搾取;アメリカ北東部における初期工業化の影響と家事労働の再編をめぐって;ケアとジェンダー―フランスを事例にして;自営業のジェンダー分析―インフォーマル労働へのアプローチ ほか)